野党の‘凡ミス’か?
7月16日(金)の衆院本会議での安全保障関連法案の採決は、賛成議員に起立を求める方式が採られたことは、テレビで視て知っていましたが、その採決方法には‘与党のうまい思惑’と、‘野党の凡ミス’があったことをその日のニュース記事で知りました。
今回のような重大かつ大型法案の採決には、各議員が賛否を示す木札を壇上で投じる記名投票となるケースが多く、国会中継で野党による「牛歩戦術」などが過去に行われたのを記憶する人は多いと思います。
ところが、今回は異例ともいえる起立採決だったわけです。それを採用した与党側の理由は簡単に想像できます。
- 記名投票では賛否が議事録に残るが、起立採決の場合、議事録には「起立多数」と記されるだけで、議員一人ひとりの投票行動は記録されない。
つまり、与党として安保関連法案に賛成しなくてはならないが、違憲や反対の声が圧倒する世論の手前
「選挙になったら不利になるので、個人としては賛成した証拠を残したくない。」
という思惑がありありです。
野党は「採決前の退席」しか頭に無く、そのことに気づかず‘記名方式を求めなかった’という凡ミスを犯したのです。
野合、烏合の衆とも言われる野党ですが、各野党の国会対策担当は何をしていたのでしょうか?
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コメント
衆議院を通過して事によって、出ましたよ。
新国立競技場の白紙撤回。
まるで待っていたようなタイミングです。
安倍総理の人気挽回作戦です。きっと。
投稿: もうぞう | 2015年7月17日 (金曜日) 19:30
もうぞうさんへ
やり方が、あからさまですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月17日 (金曜日) 21:22
自民の村上誠一郎さんは、病欠を理由に欠席した。「国民が納得していない法案に賛成はではない」と言えば男をあげてと思うのに。
そうしないのは、やはり後援会の都合や政党助成金などのことが心配なのですかねえ。
投稿: ましま | 2015年7月18日 (土曜日) 08:48
なるほど、与党側にはそんな思惑もあったのですか。“玉井人ひろたさん”のおっしゃるように、このような重大案件の決議ですから、与党野党に限らず議員一人一人に後々まで背負っていただかなくてはならないですよね。
投稿: koji | 2015年7月18日 (土曜日) 09:45
ましまさんへ
何も言わずとかは、なんとでも後で理由付けが可能ですからね。うまいやり方だと思います
kojiさんへ
野党の欠席も、私に言わせれば五十歩百歩だと思いますが、地震を持って臨む法案なら「記名札投票」が当然でしょう
投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月18日 (土曜日) 18:42