7月24日国会周辺の‘デモ報道’
安全保障関連法案が衆議院本会議を通過した後、それに反対するデモは7月24日(金)が最大規模となりました。
この日、学生団体「SEALDs」(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)のほか「安倍政権NO!☆実行委員会」と、共産系(左翼系)の団体が呼び掛け、で国会前や官邸前などに約70,000人もの反対派が集まりました。
人々は、「安保法案廃案」、「戦争するな」、「戦争法案絶対反対」、「安倍辞めろ」、「憲法を守れ」などの、コールをラップのような言い方などし連呼したようすはどこのテレビ局でも放送されましたので、記憶に新しいです。
ところが・・・このときデモはもう一グループがあったことを、全国テレビではほとんど報道していなかったのです(NHKだけは少し放送したらしい)
そのグループの人数は、安保反対デモの人々比較したらグッと少ない約1,000~1,500人だったそうですが、1000人を超す人数は、けっして少人数ではないと思います。
集まったのは、「頑張れ日本!全国行動委員会」など、保守系団体(他に右翼系など)が呼び掛けて集まった「安全保障関連法案を推進」をも目的とする人々です。
推進派は反対派と同じく官邸や議員会館の前で日の丸の旗を掲げながら、「平和安全法制で侵略から日本を守れ」、「自民党の参議院議員はぶれるな」、「安倍政権頑張れ」などと声を張り上げて訴えていたそうです。
もちろん、反対派からは暴力的な言葉で罵声を浴びせられてのデモ行進だったそうです。
推進派の代表者は↓
「参加者は増えきた。(日本の)危機感を持つ人が増えてることの表れだ。
法整備をしっかり進めてもらうため、安倍政権を応援していく」
↑と話したそうです。
推進派に参加しているおばちゃんの看板には小さいですがこう書かれているのが読めます
「(日本の)平和の敵は 民主党 共産党 中国だ!」
見ての通り、反対派も推進派も参加しているのは・・・一般人、主婦や学生などで同じ、そしてどちらの派も思いは「日本の平和」で・・・全く同じです。
偏っているのは、最も公平な立場で紹介しなくてはならないマスメディアだけでしょうか?
われわれは、何の情報を根拠に いまの政府・国会の成り行き、行動を見ればいいのでしょうかね?
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コメント
私は当日、目の前で見ることが出来ました。
私のブログでは、このように書きました。
「ま・・・賛成という方も当然いることですからそれなりの意思表示は大いにやっていいと思いますね。
「どのような賛成論を述べるのだろうか?」と興味深く聞くことが出来ましたから。
ヘイト的な示威行動には断固反対ですが、国民の権利としてのデモや集会は誰でも出来ると言う保障があって当たり前ですからね~。」
マスメディアは、今までも一万人規模の集会やデモなどを完全に無視していることなど何度もありましたよ。
一体何を基準にそれらを報道しているのでしょうか?
この「賛成派の集会」については、東京のほとんどの新聞は少しのスペースでしたが書いていました。
私は、あの方々が「憲法を守って国が滅びたらどうするのか」とか「反対しているものどもは中国・北朝鮮の手先だぁ」などと声を上げていたことをきちんと書けばいいのに・・と思いました。
投稿: ススム | 2015年7月30日 23:42
ススムさんへ
反中抗議デモも日本では報道が(規制され)無かったようですし、日本もそしてほかの国でもこういう報道統制はあるんでしょうね。
北朝鮮や中国の統制を批判する前に国内にも目をやるべきでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月31日 12:36