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2015年7月 9日 (木曜日)

安保法に対する福島県の対応は・・

政府が進めている安保関連法案にたいする「意見書」や「請願・陳情書」の提出の可否についての提案が福島県内の県議会と、全部ではないですが各市町村議会に提出され、その対応の様子が地元紙に掲載されました。

ちなみに、同地元新聞社が行った福島県民の個人の「安保関連法案」についてのアンケート結果は↓です

  • 憲法に違反している  ⇒54.8%
  • 憲法に違反していない⇒15.3%
  • 自衛権行使容認に反対⇒51.7%
  • 自衛権行使容認に賛成⇒14。5%

上記を踏まえて7月8日現在の県内議会の結果です。

<福島県議会>

  • 提 案⇒国に、①「慎重審議」、②「廃案・撤回」、③「徹底審議と強行採決をしないこと」の意見書を福島県として提出することについて審議
  • 結 果⇒6月の定例会で3つの案は全て「否決」された

<県内各市町村議会>(数字は市町村の数)

  • 廃案・撤回の意見書を「可決」⇒4
  • 法案反対の意見書を「可決」⇒5
  • 慎重審議の意見書を「可決」⇒8
  • 廃案・撤回の意見書を「否決」⇒4
  • 法案に反対の意見書を「否決」⇒3
  • 慎重審議の意見書を「否決」⇒4
  • 法案への請願・陳情を「不採択」⇒4
  • 法案に反対の意見書を「継続審議⇒1
  • 廃案・撤回の意見書を「継続審議」⇒1
  • 法案への請願・陳情を継続審議⇒3
    (※上記以外の残り約20余りの市町村では提案そのものが無かったらしい)

県内59市町村のうち、安保関連法案に対する意見書提出について議案が出されたのは約半数の30近くですが、その対応は県民の個人アンケートとの割合とは差がある結果になっています。

議会の理由の中には「国が審議中のことに(地方自治体が)意見を出すべきではない」というような、なんとも官僚制度のお手本のような理由もあり、福島県内はまだまだ「お上には逆らえない」という考えが残っているのか、地方議会も自民・公明所属議員が強いということかもしれません。

“保守王国(自民王国)福島”の看板は、まだまだ掲げられているかに見えますが、これは福島県に限ったことではないのかもしれません。

つまり、安保関連法案は可決へ、着々と向かっているということでしょう。

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コメント

住民の気持ちを反映するはずの議会が、住民の方でなく、お上の方だけ向いている証拠歴然というところですよね?(-"-;)

投稿: 空 | 2015年7月10日 (金曜日) 00:10

空さんへ

議会側にも、それなりの理論が有ってのこと(?)だと思いますが、県民感情との差は小さくないです

投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月10日 (金曜日) 09:12

このような請託・要望などの効果の程は?

米国にしっぽを振るだけ安倍総理

投稿: もうぞう | 2015年7月10日 (金曜日) 19:25

もうぞうさんへ

沖縄の民意が反映された選挙結果にたいする対応を視ても解るように、たとえ福島県内の全市町村議会が一致団結して請願や意見書を提出しても、(今の)政府には影響を与えることは無いでしょうね

投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月10日 (金曜日) 20:25

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