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2015年10月15日

カスミソウ・・・昭和村

非常に小さな花を咲かせる「カスミソウ(ジプソフィラ)」(ナデシコ科カスミソウ属)という花は、晩夏~初秋の今頃までがちょうど開花の時期にあたります。

全国で販売されるカスミソウの70%は、福島県大沼郡昭和村から出荷されています。つまり、福島県はカスミソウの日本最大の生産地ということになります。
http://www.vill.showa.fukushima.jp/kasumiso.stm

ところが、今年そのカスミソウ、特に白カスミソウが不足しているというのです。

カスミソウの原産地は東ヨーロッパ~シベリアということで、暑さに弱い植物のため会津地方になる昭和村は生育に適していたことになりますが、こんどは寒すぎるとカスミソウは開花しないという特性も兼ね備えているのだそうです。

今年の昭和村は、生育の時期は30℃を越す猛暑が続き、開花の時期になった今は氷点下近くまで気温が下がってほとんどのカスミソウが開花していないのだそうです。

そのため出荷できなくなっているらしいのです。

カスミソウは生け花にはとても人気がある花でもあり、欲しい人には高額になってしまって困っていることでしょうし、これといった農産物が無い昭和村の栽培農家にとっては死活問題のようです。

今年の気温は、まだまだ影響を及ぼしそうで、わたしの親戚ではみな風邪をひいているとの連絡をもらっています。

気をつけねばと、あらためて思っている次第です

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コメント

カスミソウは大好きな花です。
生け花には使いたいし
花束にも欠かせませんね。
存在感半端ないのに
自己主張せず周りを引き立てるその可憐さ!
人としてわたしもそういう者でありたいです

投稿: Pee | 2015年10月16日 07:08

Peeさんへ

生け花には、言い方を変えれば便利な花ですよね

投稿: 玉井人ひろた | 2015年10月16日 08:06

昭和村が全国カスミソウ生産地の70%とは
知りませんでした∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
みれば、立派な貯蔵設備やハウスもあるにも
関わらず、そんな状況なのですか。
異常気象の影響はそこここに神出鬼没。
大変ですね。
カスミソウの花言葉はその花の特性そのまま
「まわりの魅力を引き出す」。
Peeさんがおっしゃったように私も
そんな人になりたい。
なんとか、がんばってもらいたいものです。

投稿: あね | 2015年10月16日 17:55

あねさんへ

わたしもニュースを視るまで70%も占めていたことを知りませんでした

投稿: 玉井人ひろた | 2015年10月16日 18:47

花束などでは、欠かせない花かと。
主役ではありませんが、名脇役でしょうね。
福島や長野は、平成の合併があまり進みませんでしたね。それはそれで評価できると思いますが・・・

投稿: もうぞう | 2015年10月18日 08:27

もうぞうさんへ

長野は知りませんが、福島県の場合「進まなかった」のではなく、(佐藤知事)県の方針として「市町村の特色が消える」などの理由から‘国からの合併要請を無理に推進しなかったかった’からです。

合併に異論を唱え、「進ませなかった」ですね。

原発問題だけじゃなく、ここでも前佐藤栄佐久知事は国に反発していたということです。

投稿: 玉井人ひろた | 2015年10月18日 16:07

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