「何人も代わり」・・「専任でもない」
先日の内閣改造はいろいろと物議を醸しだしましたが、なんといっても加藤勝信衆議が就任した「一億総活躍担当大臣」というのが一番理解できなかった大臣だったのではないでしょうか?
加藤勝信・一億総活躍担当大臣は多くの大臣を兼務しています。
- 一億総活躍担当、
- 少子化対策担当、
- 男女共同参画担当、
- 女性活躍担当、
- 再チャレンジ担当、
- 拉致問題担当、
- 国土強靱化担当、
なんと、7つの大臣を兼務するハードな担当職務です。
このお忙しい加藤大臣が兼務する担当の一つ「拉致問題担当相」の肩書で、10月16日にはじめて「家族会・救う会」の代表と初面会しました。
その場には、「家族会」からは‘飯塚繁雄代表’他11名、「救う会」からは‘西岡力会長’他が参加し、政府側は、加藤勝信・拉致問題担当大臣、高取修一副大臣、高木宏壽政務官の他、拉致問題対策本部の石川事務局長らがらそうそうたるメンバーが参加するというものだったようです。
初対面では、加藤担当大臣がまず挨拶したのですが、これまでの歴代担当相が言っていたことと同じことの繰り返し内容にはため息が出ました。
それを受けた形で拉致被害者の田口八重子さん兄である家族会の飯塚繁雄・家族会代表の挨拶の冒頭の内容↓()
当然のことながら、家族会の気持ち、北朝鮮を取り巻く状況については100%ご承知と思う。
大臣が専任ではなかったことが残念。
2002年から大臣が何人も代わったが、この間結果が出ていない。
是非最後の大臣になってほしい。
・・・(以下省略)・・・
というものでした。
飯塚代表は、淡々と穏やかに語りましたが、この冒頭の言葉に家族全員の「政府への怒り、呆れ。」の思いが込められたものだと感じました。
拉致問題はそれだけで大変困難なことで、専任大臣でもだめだったものが、7つも兼任する大臣が簡単にできるものではないことは明らかです。
それでなくても何人も担当大臣が代わるのですからね。安倍晋三首相の考えに疑問が出るのは当然でしょうね。
私は民主党を押していませんが、岡田克也代表が11月18日(日)、仙台市で街頭演説したさいに、
「安倍政権の言う「一億層活躍」は(戦前の)“1億総動員”と変わらない」
と語ったのは、なかなかうまいことをいうものだと思いました。(賛否は別として)
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コメント
結果を出さなくてもいいから?
なんて本人は元より関係者も思っているのかもね。
どうせ1~2年で交代だし。
投稿: もうぞう | 2015年10月19日 (月曜日) 18:10
もうぞうさんへ
数か月で終わりじゃないでしょうかね
投稿: 玉井人ひろた | 2015年10月19日 (月曜日) 18:36
「より往来を制限するなど圧力を増せば効果がある」という発言もあったようですが、往来をなくしたら情報もこなくなると思うんですが。┐(´д`)┌
投稿: ましま | 2015年10月20日 (火曜日) 07:25
ましまさんへ
私もそう思いましたが、先日の家族会の会場にこっそりと北朝鮮関係者が入り込んでたことが判明したように、なんでもなく北と日本の間には情報が行き来している模様です
投稿: 玉井人ひろた | 2015年10月20日 (火曜日) 17:15