日本人の考え方と‘ジーコ’
私が好きなJリーグチームは、リーグが始まったときから「鹿島アントラーズ」です。そして、そのチームに延々と引き継がれている「アントラーズ・スピリット」とは、このチームの創世の主となったブラジルのジーコ選手、「ジーコ・スピリット」です。
今でも、サポーターたちはホームスタジアムに「ジーコ魂」の大幕を掲げます。
その後日本代表監督を務めたジーコ氏、今はインドで指導を行っているそうですが、今回FIFAの会長選に立候補しようとしたようなのです。
立候補には、世界の5つの協会から推薦を受ける必要があり、ジーコ氏は当然日本の協会にも‘メール’を送ったそうです。
ところが、「推薦する。推薦できない」など返答どころか、日本からは何の返事ももらえなかったようです。
結局、推薦の数に達せず立候補は断念したのですが、それよりジーコ氏は日本のサッカー協会から何も返答が無かったこと自体が悲しかったそうです。
しかし、これはジーコ氏が悪いと思います。
日本には特に協会役員などお偉いさんたちには「大事な要件は書面にてやるもの。メールは非礼だ」という考えが今でも根強いはずです。返答が無かった最大の要因はこれでしょう。
日本にけっこう長くいたのですが、こういう慣習を知らなかったからでしょうね。
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コメント
それでも日本の態度は失礼ではないですか?

メールが本物かどこか確認してから無視するならともかく、無礼だと思います
投稿: 空 | 2015年11月14日 (土曜日) 15:58
空さんへ
たぶん、誰が対応するのかが困ったのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2015年11月14日 (土曜日) 18:28