だてめがね・・だてマスク
「だてメガネ」は昔からよくある行為ですが、たぶんメガネをかけている人が多い日本ならではの慣習かもしれません。
それにもまして増えているのは「だてマスク」じゃないでしょうか?これまた、マスクをかけることが世界一多い日本ならではの行為でしょう。
あの大震災後に起きた原発事故のころ、インフルエンザや風邪が増える季節がら日本の人の多くが予防のためマスクをしている日本ではおなじみの様子を、外国のメディアのほとんどが「日本人は放射能のためにマスクをしている」という誤認報道を伝えていたくらい外国ではマスク姿は珍しいのだそうです。
ですから、だてマスクをかける人が多いのでしょう。
なにを隠そう、わが妻がそれをやっています。その理由は・・・
- すっぴんの顔を隠したい
- 買い物時になるべく知り合いに話しかけられたくない
- 自分の口臭が気になる
が主な理由のようですが、本来の風邪の予防というのも有ります。
要するに、‘ちょっとしたお出かけくらいではメイクをするのも面倒だからマスクでごまかす’という女心のようです()
さて、このような「風邪も引いてないのにマスクをつける」というのは、「目が悪くないのにメガネをかける」という行為の心理状態は、専門家に言わせると同じ心理状態だそうで、だいたい次のようなことになるようです。
1、「自己防衛本能」
- 周囲の世界と自分を遮断することで、自分を安全な立場に起き、余裕を持って外界と接することができる。
- 顔を覆い尽くすことで、他者からの視線も逃れることができるいっぽうで、自分は相手のすべてをチェック可能。
- 内臓の一部である「口」をおおっぴらに見せているのが恥ずかしい
2、「約20センチ四方の“プライベート空間”の確保」
- 口元の約20センチ四方の小さなものが、外部と遮断されたちょっとしたプライベート空間ができあがるというリラックス感覚を生み出す。
- 「話しかけられたくない」「話したくない」「表情を見られたくない」「匂いをかぎたくない」を叶えてくれる。
私の近所に、年間の外出のほとんどにマスクを着用する女性がおりますが、ここまでの説明を見ると、確かに当てはまるものばかりの人物です。
マスクで、いろいろな物から自分を守っているのでしょう。
解る気はしますが、だてメガネにだてマスクをして帽子をかぶり、人目を避けて歩く姿は、なんとなくメールだけで、直接話さない日本人がさらに増えていくようで、なんだか不安ですね
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コメント
寒くなってマスクに帽子(フード)とくれば、個人の特定は難しいです。
でも付けている本人は、よく見えているんです。
その方が挨拶されてもこっちは誰か分からない?
もちろん挨拶されれば、返しますが、スッキリしませんね。
投稿: もうぞう | 2015年12月17日 (木曜日) 19:10
もうぞうさんへ
それでも、よく遭う人に限っては誰だか判りますよね
投稿: 玉井人ひろた | 2015年12月17日 (木曜日) 21:02