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2016年1月23日 (土曜日)

震災の幽霊・・・

東日本大震災から間もなく5年、またあの寒い思いがよみがえる頃が近づいていますが、今ネット上などで、宮城県仙台市(青葉区)にある東北学院大の女子学生(22)が書いた卒論がさらに寒さを呼んでいるらしいのです。

その卒論に選んだテーマは「震災による死」と言うものだったそうですが、そこから話は発展し‘震災幽霊’の現象という卒論になったようなのです。

聞くところによると、震災後にあちこちで亡くなった人の幽霊を見たという目撃談も絶えないんだそうで、その学生は「本当にあるのだろうか?」と疑問を宮城県石巻市のタクシー運転手100人に絞ってインタビューしたそうです。

そしたら、人のドライバーから震災幽霊を経験した話を聞くことができたんだそうです。

ニュース記事では、その内の2人の運転手さんの体験談が紹介されていました。

<50代の運転手さんの体験>

 「震災後の初夏に不思議なことがあったと打ち明けた。
季節外れのコート姿の女性客が、石巻駅近くで乗り込んだが、震災で更地になった場所に行くよう告げた。
運転手が聞き返すと、女性は「私は死んだのですか」と声を震わせたといい、振り向いたときにはすでに誰も座っていなかった」

<40代の運転手さんの体験>

 「夏なのに厚手のコートを着た若い男性客を乗せた。
行き先を聞くと、山の名前しか言わず、到着するともう姿は見えなかった。」

上記のような、ゾッとする話です。

ところがこの卒業論文には、自らも津波で身内を亡くしたある運転手さんの話も書かれていたそうで、この思いが私は感動したのです。

それが↓です

「幽霊が出たとしても、また乗せるよ」

科学的にはいろいろな意見があるようですが、被災地の人たちの多くは「たとえ幽霊でも、もう一度遭いたい」・・・じゃないですかね(?)

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コメント

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
何だか、怖い話ですね。ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

投稿: H.K | 2016年1月23日 (土曜日) 22:03

H.Kさんへ

寒い時期に、すみません

投稿: 玉井人ひろた | 2016年1月24日 (日曜日) 08:10

凍らせた壁で汚染水がどんどん増えるというのも、怖いです

投稿: ましま | 2016年1月24日 (日曜日) 13:01

死に目にも会えずに、行方不明になっている身近な人奈良、たとえ幽霊でも会いたいでしょうねぇ‼

投稿: 空(カラ) | 2016年1月24日 (日曜日) 15:48

ましまさんへ

そう言う怖さもありますね


空さんへ

そうだと思います

投稿: 玉井人ひろた | 2016年1月24日 (日曜日) 16:48

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