磐城無線電信局富岡受信所
「磐城無線電信局富岡受信所」の解体決定の新聞記事を見つけました。その記事によると本日(21日)から作業開始と書かれていました。
この施設は大正9年(1920)に富岡町小浜に旧逓信省によって開設されたものです。開局から3年後に起きた関東大震災を海外(主にアメリカ)に発信したことで知られ、歴史あるものです。
後にここが受信所として廃止になってからは民間に払い下げられ、住宅として活用されていのですが、東日本大震災によって起こった東京電力福島第一原発事故によって期間困難区域となり、住民の避難も長期化に伴い老朽化が進んでしまったようです。
住宅になっても建物は大部分は受信所当時のままで大正時代の建築様式を現在に伝える貴重な建物になっています。※詳しくは↓のサイト
http://www.bo-sai.co.jp/kantodaisinsaikiseki6.html
現在の所有者の冨沢真澄さん(66)は「残念だが仕方がない。部分的にも残して歴史を伝えてほしい」と話しているようで、町は建物の写真や一部を保存するとともに図面などを公開する方針だそうです。
これも、震災と原発事故がなければもっと違った(保存)方向になったのでしょうね。
大正ロマンがまた消えるようです。なんとも寒いニュースです
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コメント
福島ってほんと色々な名所旧跡があるんですね。
もちろん偉人も多いし。
高さ160尺って48m?
投稿: もうぞう | 2016年1月21日 (木曜日) 18:57
もうぞうさんへ
この時代はどうでしょう?たぶんこの時代は1尺=33センチでしょうから5.3メートルなんじゃないでしょうか?
投稿: 玉井人ひろた | 2016年1月21日 (木曜日) 19:29