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2016年2月 1日

ある憲法学者のことば

先週にちょっとだけ視た「BS(231)放送大学」の放送のエンディング、たぶん放送内容は「事例から学ぶ日本国憲法」というものの講義だったんだと思います。
http://www.ouj.ac.jp/kamoku/detail/1128329/

その時の講義の担当者は、放送大学の講師の一人で憲法学者の岡田信弘氏(北海道大学特任教授)だったのでしょう。

もし最初から視聴していたなら、わたしには難しい内容で退屈するものだったはずですから、視なかったのは正解でしょう。

ただ、そのすべての日本国憲法の講義が終了するときに、教授が言った言葉が頭の奥底に残ったのです。

「憲法の改正について論議がなされていますが、憲法改正の反対・賛成を言う前に現行の日本国憲法をよく勉強し知ってください

だいたい、そのような言葉でした。

つまり、憲法研究の専門家としては「憲法の内容をよく知らずに賛否を論ずるな」と言いたかったのでしょう。

憲法の専門家ですら慎重な判断を要することに、安易に「改正反対」とか「改正賛成」とか言っていること自体に疑問がわくのでしょうね。

憲法をしっかり読んでその中に込められた真意について、それほど考えたことがなかった私には、淡々とした物言いでの教授のメッセージはとても新鮮でした。

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コメント

まず「日本国憲法」を勉強することが大事、と言うことですね。私も「日本国憲法」の本を持ってます。勉強します!

投稿: 鹿児島かっちゃん | 2016年2月 2日 12:31

鹿児島かっちゃんへ

よく知らないまま、マスコミなどの言葉に踊らされるな・・とも言えますね

投稿: 玉井人ひろた | 2016年2月 2日 14:41

お仕着せの憲法だから、戦後のどさくさに作られた憲法だから、とか言われますが、実によか憲法であると思います。
ただ時代合わないといえば、たしかに合わないかも知れませんね。

投稿: もうぞう | 2016年2月 2日 16:25

もうぞうさんへ

改正には‘一部修正’も含まれるんですが、日本の場合は改正は1度だけで、それも全面改正だったので、国民側にも政府側にも「改正=作り直し」のイメージが強すぎる気がします。

投稿: 玉井人ひろた | 2016年2月 2日 17:53

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