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2016年5月14日 (土曜日)

キヌア

国内ではまだ知名度が無く、栽培しているところも極限られたところでしか見られない穀物に「キヌア」というものがあります。

キヌアは古代インカの人々が主食としてきた植物であり、低カロリー高タンパクで、必須アミノ酸も豊富な健康食で、何年か前にテレビの健康番組で取り上げられ、国内単価も上がってきているという穀物だそうです。

「キヌア」は‘ヒユ科アカザ亜科アカザ属’の植物で、原産は南米ペルーのアンデス山脈になり、地元ではよく食べられているそうです。

その原産国ペルーにある「空中都市」マチュピチュ村と世界で初めて友好都市協定を結んだ我が大玉村ではこの穀物を‘村の特産’にすることが決められました。

村では、これを特産化し村内の耕作放棄地の対策にもつなげる考えで、収穫後はキヌアの料理の講習会を開くほか、商工会や農業法人と連携し2年後には関連商品開発も目指す考えでいます。

明日15日(日)には地元マスメディアや東京農業大学(ペルー学科)の教授を招き講習会と試験栽培の実践が行われる予定になっています。
試験作付が行われるのはもちろん、マチュピチュ村の初代村長である「野内与吉氏」の生家の野内家の畑です。

ただ残念なのは、村では将来的にはマチュピチュ村から取り寄せた種を使って栽培する予定だそうですが、今回の試験栽培で使用される種は南米産のものではありますが、マチュピチュ村で造られている種ではないことです。

さて問題は、この植物が国内の空き地等でよく見かける雑草「アカザアカザ科(APG植物分類体系ではヒユ科)アカザ属)」の近縁種と言うことです。
アカザの繁殖力の強さは国内ではよく知られ、雑草の中でも2メートル近くになる大型のものです。

写真だけ見ると、キヌアもそう言う形状で穀物となる種も豊富で繁殖力も強力のようですし、“野生化して日本の自然の生態系に影響は無いのでしょうか?”という一抹の不安も感じられます。

ちなみに、野菜としてよく食べられる「ホウレンソウヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属)」も近縁になるようです。

わが家では、明日15日はちょっとお出かけの予定があって、シンポジウムや試験栽培の時間帯には村には居ませんので、夕方のテレビ報道やあさっての朝刊でその様子を確認したいと思います。

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コメント

こんばんわ。
・「文章」を読んで。
これは、初めて知りました。

投稿: H.K | 2016年5月15日 (日曜日) 21:10

H.Kさんへ

知名度はほぼ0ですね

投稿: 玉井人ひろた | 2016年5月15日 (日曜日) 22:39

聞いたことはありますが、まだお目にかかったことはありません。( ^ω^)おっおっおっ

投稿: 吉田かっちゃん | 2016年5月17日 (火曜日) 11:15

吉田かっちゃんへ

私も見たことが無いです

投稿: 玉井人ひろた | 2016年5月17日 (火曜日) 11:26

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