減ったのか?増えたのか?それとも同じ?
福島県は6月10日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で県外に避難している人数(2016年4月1日現在)を発表しました。
- 避難者の総数 ⇒ 11,582人
前回調査(2015年10月1日現在)より‘521人’減少 - 避難者の内の‘18歳未満の子ども’ ⇒ 9,846人
前回調査(2015年10月1日現在)より‘711人’減少
震災の翌年の2012(平成24)年4月に統計を取り始めて以降、初めて1万人を下回ったことになりましたが、その理由について県は↓と、分析したようです。
「子どもを連れて帰還した人の増加や、18歳未満の子どもの減少などが考えられる」
福島県内の市町村別に県外避難者の子どもの数を多い順上位も発表されました
- 郡山市 ⇒ 1,845人
- 福島市 ⇒ 1,545人
- 南相馬市⇒1,412人
- 浪江町 ⇒ 1,117人
県外に避難する子どもは2012年4月以降、減り続けていることは確かですが、↑の市町村別の上位を見ると、特に1位と2位の郡山市と福島市は‘自主避難地域’ではありますが、南相馬市や全村避難になっている浪江町のような「帰還困難区域」は存在しない市です。
つまり、この郡山市と福島市の避難者は福島県そのものを避けた人たちであり、帰ってくる可能性は限りなく「0」でしょうね。
同じ福島県人でも考えはいろいろですから、致し方ない話ですが、同じ市に住みながら県外に避難した人には補助金が出資され、残った人には何もないというのは・・・納得できる人は少ないのも事実です。
東日本大震災による福島県内での今現在の行方不明者は「197人」、その捜索活動は県内に残った人々や警察・消防隊員によって現在も定期的に行われています。
県内外に非難された方々と、残った人々との考え方の溝を埋める作業は、県がやるのでしょうか?
それとも安倍政権がやるのでしょうか?
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コメント
安倍政権は『帰還困難区域』の指定はどんどん解除されて、福島は正常に戻ったということをアピールするのに躍起ですね。
『表面的な体裁だけ整えばOK』という感じです。
過日、私が聞いた自民党国会議員の街頭演説でも、『あの原発事故を克服した我が国は・・・』なんてほざいていました。
思わず『ふざけるな~』と叫びたくなりましたよ。
投稿: ススム | 2016年6月11日 (土曜日) 23:04
(-゛-メ)まったくだぁ~!

先週、帰省したらまだ仮設住宅残ってるし
避難区域にも格差がひどく
たんまり保証された人は大きな御殿を建てたとさ
県外に自主避難してる人はたまらんね(○`ε´○)
どこが「安全だ!」と???
選挙対策ばかり意識してんじゃないよ!
喝
投稿: Pee | 2016年6月12日 (日曜日) 06:27
こんにちわ。
・「文章」を読んで。
まだ、こんなに「避難者」がいるなんて・・・。
いつになったら「0人」になるでしょうね。
投稿: H.K | 2016年6月12日 (日曜日) 13:11
ススムさんへ
克服は、呆れますね。そして、対策に文句を言うと「それは民主党政権が云々」と逃げるんですよね。
Peeさんへ
仮設住宅なんて、当たり前のようにまだあること、県外では知られていないんでしょうね。
H.Kさんへ
ハッキリ言って、絶対に「0」にはなりません
投稿: 玉井人ひろた | 2016年6月12日 (日曜日) 14:22
改めてすごい災害だったと思い知らされますね。
人災的な要素もかなり大きいかと、とも。
投稿: もうぞう | 2016年6月13日 (月曜日) 18:28
もうぞうさんへ
福島県に住んでいると、現実がそこにありますので思いは何と言っていいか・・・
投稿: 玉井人ひろた | 2016年6月13日 (月曜日) 19:27