‘テロ’危機管理と‘標的’と報道方針
イギリス連邦加盟国でもある「バングラデシュ」で起きた、邦人7人の死者を出すISに傾倒したと思われるバンググラディシュ人による‘殺戮事件’(テロ)は、日本国内のいろいろな危機管理のまずさを含め、私にとってマスコミなどの対応に疑問を抱かせるものでした。
‘事件後’の報道によれば、事件が起きたバングラデシュでは数年前から、今回の事件同様のイスラム過激派と思われる者による外国人や異教徒らへの殺害事件が相次いでいる続いていたらしいです。
その過激派による殺戮の目的も以前に表明されていました
「(我々イスラム国は)多神教と背教者を一掃する」
その宣言を裏付けるかのように、犠牲となった人々は↓
- ヒンドゥー教のインド人
- 複数国籍者の外国人
- 多神である神道・仏教の日本人
- キリスト教の人々
日本国内でも起こり得ることは、否定できないことであり不安は少しづつ高まっている気がします。
それに対し、現安倍政権の事件に対する記者会見はなんとも、心もとないものでした。
事件が起きたのは、現地時間7月1日午後9時30分頃、日本時間では、7月2日の深夜の0時30分頃になりますが、首相官邸で最初に緊急記者会見を行ったのは、安倍総理でもなく、菅官房長官でもなく、萩生田官房副長官でした。
さらに同日(7月2日(土))のお昼頃(12:24~)に行った臨時記者会見でも萩生田官房副長官が担当しました。
安倍総理は選挙遊説中先からその日に帰庁しましたが、菅官房長官、岸田外務大臣は遊説の方を優先したかのように到着しませんでした。
くしくも、数日前に民進党の岡田代表が
「首相官邸に、総理も官房長官も居ないというのは前代未聞。そして外務大臣までも留守にして選挙遊説をしている。
これは危機管理の欠如である。云々・・」
↑という批判演説を行った直後の、今回の事件です。
安倍総理はバングラデシュのハシナ首相との電話会談し、事件究明と邦人の安全の確保を依頼したようですが、その後は直ぐに選挙活動に戻ってしまいましたね。
「国民のため」と言いながら、国会議員・政治家と言うのはこんなものなんだという思いを改めて感じた今回の政府の対応ぶりです。
それにもまして、
数年前から日本人なども狙われることに繫がるようなテロが現地で起きていたことを「邦人の犠牲が無い」という理由で報道してこなかったマスメディアの報道姿勢にも大いに疑問です。
もし、もっと早い段階で報道していれば、何人かは助かった可能性、それを否定できないと思うのです。
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コメント
こんばんわ。
まさか、「バングラデシュ」で、「日本人7人」が殺害されたなんて、驚きましたね。
これでは、安心して海外旅行なんて行く事なんて、できなくなりそうですね。
投稿: H.K | 2016年7月 3日 (日曜日) 21:23
H.Kさんへ
海外より、日本国内が心配です
投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月 3日 (日曜日) 22:31
集まって話をしても何の役にも立ちません。かっこつけるより、選挙演説した方が有益かも。
投稿: ましま | 2016年7月 4日 (月曜日) 09:35
テロの脅威は、世界のどこでも起こると言うことですね。悲しいことです。
投稿: 吉田かっちゃん | 2016年7月 4日 (月曜日) 12:15
ましまさんへ
そう言う考えもできますね
吉田かっちゃんへ
攻撃により、かえってオーム真理教信者のように拡散している気がします
投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月 4日 (月曜日) 13:36
我が家にも、にたような活動をしている息子が一人いまして、他人事ではありません。
投稿: 山口ももり | 2016年7月 5日 (火曜日) 10:00
山口ももりさんへ
それは、気がかりでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月 5日 (火曜日) 10:08
それらのテロリストたちは、世の中を変えるのは我々だとか、信じ切っているのでしょうね。
投稿: もうぞう | 2016年7月 5日 (火曜日) 18:43
もうぞうさんへ
一途に信じ切っているんでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月 5日 (火曜日) 19:06