目が疲れにくい電気の‘灯り’とは

年のせいか？夕方ごろから特に目が疲れやすくなって「目に優しい灯りは何だろう？」と考えました。
一般家庭で使用される灯り、つまり電灯は主に三つ、「蛍光灯」、「白熱電球」・・・さてどれがいいのでしょうかね？

さて、目の疲れ誘発する電灯の原因の、主となるのは↓になるようです。

1. 紫外線の量
2. 点滅の回数（チラツキ）
3. 明るさ　（光量）

これを、三つのうち今最も問題にされているのは「紫外線」ですが、そこでまず次のような測定結果を見つけたのです。

＜放出される紫外線量＞

• ナショナル白熱電球⇒【 ４０Ｗ： 約１２００μW/cm²】
• 東芝ネオボールＺリアル電球型蛍光灯
  　⇒【 ４０Ｗ相当タイプ： 約３８０μW/cm²】
• ライテックス（プロト）LED電球電球色
  　⇒【 ２４０ルーメン（４０Ｗ相当）： 約２８０μW/cm²】

※「μＷ/ｃ㎡ （マイクロワット・パー・平方センチメートル）」とは紫外線照度の単位。

LEDは紫外線を出さないと言われますが、この測定結果だと微量ですが出ていることになりますし、メーカーの宣伝文句はあてにならないという思いを胸に調べたら、面白いことが判りました。

【白熱電球】

• 目には比較的優しいが、明るさを確保するために電力量が多くなる。
  そして、意外に紫外線を発するし、点滅（チラツキ）も有る。
• 温暖化防止のため生産が中止されたが、生産しているところは今でも存在し、安い価格で販売は続行されている。
  　

【蛍光灯】

• 少ない電力で目に適量の明るさを確保できるが、点灯時の独特の点滅（チラツキ）が眼精疲労を誘発する。
  但し、最近主流のインバーターはチラツキが大幅に改良されている。

【LED】

• 紫外線は殆ど無いが、波長が紫外線にとても近いブルーライトが眼精疲労を誘発することで知られるが、赤色タイプ（電球色や昼白色）はブルーライトが少し軽減するし、光源から５０センチ以上離れると影響が無くなる。
• 電気消費は少ないが蛍光灯と同じ明るさにすると、その消費量は蛍光灯に近くなる。
  蛍光灯ほどではないがLEDも点滅（チラツキ）が有るが、そのようなところも製品やメーカーによってばらつきや差が大きいのが今のLEDの現状。

結論として、一見すると白熱電球が良いようですが、蛍光灯もLEDも新型ほど欠点が改良され、点滅や紫外線は気にしないでも良いようです。

つまり、目の疲れに問題なのは「適正な明るさ」と、あまり長い間明りを直視しないことでしょうかね。

ちなみに、人の脳は午後５時以降でも明るくしていると眠くなる成分メラトニンの分泌が抑制され、寝付きが阻害されるんだそうで、そのくらいの時間帯から少しづつ暗くしていくか、間接照明が脳には良いようです。

ところで、テレビでよく視る目にいいサプリって、ほんとうに効くんですかね？