ことさらの気遣い
神奈川県相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起こった大量虐殺事件は日本国内だけでなく、海外でも詳しく報道され、その注目度は大変なものです。
それだけ、衝撃的な殺人事件の一つだったと言えます。
神奈川県警では、殺人などの被害者は公表するのが通例だが、今回の事件について県警は「(現場の)施設にはさまざまな障害を抱えた‘知的障害者’の被害者がだったこと、そして「被害者の家族が公表しないでほしいとの思いを持っている」と理由をふまえ、被害者の名前を公表しない方針を明らかにしたそうです。
マスコミでも、年齢や男女の報道は有りましたが、実名報道は無かったと思いますね。
そんなことは、もうズ~っと昔から「犯罪者には人権が有って、被害者には人権は無いのか?」と騒がれていることですよね。
いまさら「障害者だから匿名。健常者だから公表。」というのは、国家が未だに‘被害者の人権’を尊重しないという、いわば全ての被害者の人権侵害という憲法違反行為を解決していない証拠でしょう。
改憲を主張する人々や与党、その前にもっと現行憲法をお勉強するのが先決ではないでしょうか
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コメント
例えば、名前が公表されると、兄弟などに迷惑がかかる?
みたいな考えがあるのでしょうか?
だとすれば、これはこれで悲しいことだと思います。
投稿: もうぞう | 2016年7月27日 (水曜日) 19:21
もうぞうさんへ
偏見や風評が多くなるようですよ
投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月27日 (水曜日) 21:23
むずかしい問題ですね。
家族が望むならそうした方がいいとは思いますが、
障害者を守る団体が次々と声明をだしています。
全国手をつなぐ育成会連合会の声明にほろりと
させられました。
≪ もし誰かが、「障害者はいなくなればいい」なんて
思っても、私たちは全力でみなさんのことを
守ります。ですから、安心して、堂々と
生きてください。≫
ご家族はどう思っているか・・・。悔しい、無念と
いう思いは同じでしょうが。
投稿: あね | 2016年7月28日 (木曜日) 13:20
あねさんへ
亡くなった方には言い分を聞けないですからね。難しいのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2016年7月28日 (木曜日) 17:07