ヘリコプターマネー
少し前に、テレビの報道番組を視ていた時に耳にしたのが「・・・ヘリコプターマネー・・・」というものでした。
私にとっては初耳でしたので、「なんだそれは?」、でしたね。
ところが番組のMCは「よく使われる言葉・・」と言うじゃありませんか。そこでもう一度「なんだそれ?」となり、「知らないのは俺だけか?」となってしまいました。
これは、イギリスの経済学者、ミルトン・フリードマン氏(1976年ノーベル経済学賞受賞)が1969年(昭和44年)の論文の中で触れた一説↓
- 「・・・ある日、ヘリコプターが飛んできて、空から1000ドルの紙幣を落としたとしよう。
もちろん、このお金は人々が素早く拾うだろう。そして、人々はそれを使うだろう。・・・」
という例え話がもとになってできた経済用語だそうですが、簡単に言うと‘中央銀行と政府が協力してお金が直接国民の人々に行き渡るようにしよう’という政策のようです。
つまり、日本に例えるなら
- ヘリコプターにあたるのが政府。
- ヘリコプターが落とすお金が日本銀行が渡すお金
政府と日本銀行が一緒になってお金が人々に行き渡るようにしようという考え方です。
もっと具体的に言うと、
国が国債などを日本銀行に買わせる。この時に受け取る日銀の金は返済不要のなのでいくらでも使えるらしく、それを商品券などの形で国民にばらまくというものです。
これは世の中にお金が大量に出回るためインフレが起こりやすく、経済政策の“禁じ手”なんだそうです。
この禁じ手を安倍政権はアベノミクスがうまくいかなかった場合、またはアベノミクスの一環として、使おうとしているという憶測が有るんだそうです。
安倍政権の財務大臣は麻生氏ですが、わたしにはどうしても麻生氏がそこまで考えられるとは思えないのです。
安倍政権には、だれかとんでもないエコノミストが居るんじゃないでしょうかね?
どんな人物なのか?そいうのをあぶりだすのがマスコミの仕事じゃないでしょうかね。
それにしても、新しい言葉が次から次へと出てくるものです。これって、日本だけじゃないですかね。
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コメント
まさに安倍内閣の「あとは野となれ山となれ」的な、「今さえ良ければ、今さえなんとか騙せれば」のインチキ経済政策ですね。
>それにしても、新しい言葉が次から次へと出てくるものです。
「三本の矢」「新・三本の矢」なんてどこに飛んでいったのでしょうか
このツケは、必ず私たち庶民にかぶさってきますから・・・。
それでも支持率50%越えですからねぇ。。。
投稿: ススム | 2016年8月16日 (火曜日) 23:27
ススムさんへ
その‘支持率’、私は対象とされたことが無いので、なんともどこからどう計算されて出るのかわからず、数値に実感んが伴いません。
投稿: 玉井人ひろた | 2016年8月17日 (水曜日) 08:15
そうそう最近聞きましたね。
目新しい言葉で釣ろうという魂胆でしょうか?
将来、あの頃はまだ良かったよな。
っていうか、あの頃使いすぎたので、そのツケが回ってきて大変なことですよ。
って2030年に生きる人々が言っているような気がします。
投稿: もうぞう | 2016年8月18日 (木曜日) 07:19
もうぞうさんへ
アベノミクスによって、国の借金は急増しましたからね。どうなるんでしょうか
投稿: 玉井人ひろた | 2016年8月18日 (木曜日) 07:53