殺人ロボットの開発競争
この‘ドローン(無人機)’は、日本国内で言う“ラジコン機”ですから、当然動きも攻撃も人間が判断し操作する兵器で、世界各国の軍が配備していると言われます。
もしかすると、日本の自衛隊も輸入するのかも(?)
ただし、↑これらの使用については、特に米国がイスラム過激派を攻撃した際に多数の民間人が犠牲になったことで、世界中で賛否両論が起っていることも事実です。
ところが、各国の軍隊ではさらに進化した‘人工知能’を持つ、戦闘ロボットが開発されているというのです。
軍事機密なので、おおっぴらにはしていませんが、もうすでに完成品が有るという話です。
韓国で使われている同国大手企業の三星(サムスン)が開発した施設監視用ロボットは、自動的に侵入者を判別し尋問し、操作担当者が許可すれば直ちに銃撃できる装備をもっているそうです。
これは国内ではセコムなどが使っている監視ロボットと同じタイプでしょうが、日本の場合は銃撃は許可されていませんね。
これらは、夜間のガードマンの人材の代用ですが、戦争用に開発するほうがもっと簡単かもしれません。
そこで、8月13日から4日間の日程でスイス・ジュネーブの国連欧州本部で「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」の非公式会合では「殺人ロボット」の開発に反対する人々によって初めて「自律型致死兵器システム」に焦点を絞った規制への協議が行われたそうです。
特定通常兵器使用禁止制限条約とは‘非人道的な効果を有する特定の通常兵器’の使用の禁止又は制限について定めるものだそうです。詳しくは↓の外務省HP
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/arms/ccw/ccw.html
ターミネーターのように、人間と判断した途端に攻撃してくるロボットが、テロリストの手に渡ったら、それも大量に使用されたら、自爆テロどころの騒ぎじゃありません。
人間は、こう言う開発は早いんですね。
作る側(政府や軍)の大義名分は「国民の安全を守るため」、これも世界共通ですね
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コメント
憲法9条2項でいう「戦力」は、どの辞書を見ても軍隊など「人」を指す言葉のようです。
安倍さんが「ロボットは人でないからOK」と言い出さないか心配です。
投稿: ましま | 2016年8月25日 (木曜日) 09:54
ほんに、このロボット(ドローン)型無人兵器は、
イラク戦争でも、IS攻撃でも無差別的に多数使用されて
民間人の犠牲も多くなっています。
自衛隊の「かけつけ警護」でも、使用される可能性は
十分。 武器対武器のはてしない戦争がくりかえされないか
心配です。
投稿: あね | 2016年8月25日 (木曜日) 10:16
ましまさんへ
拡大解釈というやつですね
あねさんへ
まるでゲーム感覚での戦争は、最も恐ろしい
投稿: 玉井人ひろた | 2016年8月25日 (木曜日) 16:00