誤解されている写真
昨日は、広島に人類初の原爆が投下された日でしたが、そのとき米軍が撮影して後に日本へ送られた、あまりにも有名な写真に誤解が有ったことが話題になっていますね。
“原爆投下爆発直後のきのこ雲”
と思っていましたら、それは誤解。
これは、原爆が爆発して、しばらくたってからの広島市内に起こった激しい火災で天に立ち込めた煙だったそうです。
広島では、それはかなり以前から知られていた常識だそうですが、知らなかった私などはちょっとショックでした。
ただ、そのことは原爆の恐ろしさを隠すために、アメリカの科学者らによって作られた虚偽の検証論であるとも言われています。
きのこ雲は、湿度の高い日本において原爆の高熱によって蒸気がこの形を作ったという日本の科学者の報告書があります
実は・・・
福島県内にも、同じように教科書に出てくる有名な写真で、地元の福島県民でさえ誤解している写真が有ります。
←がそれですが、福島県民ならほとんどの人が何の写真かは判る会津の象徴「鶴ヶ城(会津城)」です。
“戊辰戦争・会津戦争の際に、官軍の砲撃を受けて屋根や壁が崩れた、無惨な城の様子”
と思っている人、それは誤解なんです。
会津戦争での攻撃ではほとんど変らなかったそうです。
これは、会津戦争から3年ほど過ぎ、主を無くして無人になったお城が会津の厳しい冬になどによってひびなどに浸み込んだ水分の凍結など雨風によって朽ち果てたもの、つまり「自然荒廃」の様子を視察に来たデンマーク人やフランス人ら一行によって写されたものなのです。
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/j/rekishi/fukugen/fuku03.htm
ただし、どちらも‘直後’の写真ではないにしろ、根本原因は「広島は原爆投下」、鶴ヶ城は会津戦争と言う内戦であることは間違いありません。
そのことは、否定できない事実です。
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コメント
なるほどね。どこでも見る写真だから
真実だと思っていたら、そういうこともあるんですね。
個人のブログなどならいざ知らず、
公文書にそのような誤りは意図的なものさえ
感じるときもあります。
投稿: あね | 2016年8月 8日 (月曜日) 19:53
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
それは、初めて聞きましたね。
投稿: H.K | 2016年8月 8日 (月曜日) 21:42
あねさんへ
説明文は無かったのですが、写真を見た人が、皆そう思ってしまったためのようですね。
H.Kさんへ
初めてでしたか
投稿: 玉井人ひろた | 2016年8月 9日 (火曜日) 08:13
私の小学校の修学旅行は、会津地方でした。
その頃、鶴ヶ城はありませんでした。残念!!
その後だいぶ経ってから、再建されまして、天守にも登ってきました。結構な眺めでした。
投稿: もうぞう | 2016年8月 9日 (火曜日) 19:11
知りませんでした。
広島の写真は原爆きのこ雲と思いこんでいましたし、
鶴ヶ城の写真も会津戦争の直接の砲撃のせいだと
思っていました。
間違えやすいですよね。
投稿: 浜辺の月 | 2016年8月 9日 (火曜日) 23:03
もうぞうさんへ
盆地でのあの眺めは、いいですよね。
浜辺の月さんへ
たぶん、ほとんどの人が同じ思いじゃないでしょうか
投稿: 玉井人ひろた | 2016年8月10日 (水曜日) 09:34