武力示威 (ぶりょくじい)
韓国軍関係者によると、本日の21日の午前にアメリカ空軍の戦略爆撃機『B-1B爆撃機』 2機がグアム基地を出撃、その2機は午後 1時頃にソウル市内の南部に在る『鳥山(オサン)空軍基地』(=在韓アメリカ空軍基地)の上空に到達し、1機が上空を展開し、もう1機は鳥山基地に着陸したそうです。
着陸した1機は、しばらくの間鳥山空軍基地に留まり、出撃態勢を維持するらしいです。
これは、北朝鮮の5回目の核実験に‘対応’するための、アメリカ軍の戦闘機による ‘武力示威’の行動だと伝えられています。
本文はどうだったのかは知る術も有りませんが、
- 対処や対抗・・・ではなく、『対応』
- 武力による“威嚇”・・・ではなく、『示威』
この記事に出てくる↑のような微妙な言い回し、英語などに訳すとどんな言葉になるんでしょうかね?
もしかすると、外国語には無いのではないでしょうか?
日本の政治的用語って、日本人でも理解するのがほんとうに難しです。
いずれにしても、そのアメリカ軍機が北朝鮮によって攻撃された場合、韓国軍だけでは無く、日本の自衛隊も場合によっては“改正安保”によって集団的自衛権を行使する可能性が0では無くなったこと、それによって起こる様々なリスクを今一度考える時でしょう。
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コメント
ソマリアへ派遣、といっても地球の裏側の事、と
実感がわかない御仁も多い。
しかし、防衛大臣も行く予定がとん挫、いかに危険が
進行しているかをうかがわせる。
それが、この北朝鮮の核実験に対するアメリカの
臨戦態勢。
ますます現実味をおびる戦争法案。
「憲法を守れ!」の声を強くするしかないのかも
いれません。
投稿: あね | 2016年9月22日 13:43
「示威」活動が軍事パレードとか空軍のアクロバット飛行などと例示されていることを見ると、「威嚇」の方に近いでしょうね。
投稿: ましま | 2016年9月22日 14:47
あねさんへ
こういう事への懸念が憲法9条の文章には存在していることを、終戦直後から指摘が在ったことをNHKの特集番組で知りました。後日、記事にします。
ましまさんへ
これは言葉のあやですからね。間違いなく威嚇ですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月22日 17:15
記者会見などで、聞き慣れない言葉(文言)を新聞社などでは、活字にしなければなりません。
相当な博識や語学力が必要になりますよね。
政治家などはわざと難しい言い回しがお好きなようですから。
投稿: もうぞう | 2016年9月22日 19:18
もうぞうさんへ
難しい熟語を使えることで「偉い」と見せたいのでしょう。さらにへんに横文字を多用する者もいますよね。
政治家は、国民に分かりやすい言葉で説明するのが本来だと思うのですが、勘違いの者が多いようです。
投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月22日 20:24