気象庁とは?・・・気象協会とは?
今年も、台風被害が続発していますね。
ところで、これらの気象情報を扱う機関として「気象庁」と「気象協会」という実に似通ったのが存在しますが、その違いについて説明できる人はどのくらいいるでしょう?
人によっては“同じところじゃないか?”と思っている人も居るんじゃないでしょうかね。実は私も、それに近い考えをしていました。
それくらい密接な機関であることは間違いないでしょうが、いざその違いとなると・・・できないのではないでしょうかね。
< 気象庁(JMA)とは >
- 明治5年(1872)8月26日に『気候測量』が設置されたのが始まりとされる。
- 国土交通省の外局機関の一つ。
- 気象観測及び天気予報だけではなく、地震、台風、火山、地磁気、津波などの観測と調査を行っている。
- 得られた気象情報から、警報、注意報の配布、そして長期予報や農作物の育成予想まで幅広い業務を行っている。
< 日本気象協会(JWA)とは >
- 昭和25年(1950)に設立された団体
- 国土交通省が管轄を担当する『一般財団法人』(2009年までは「公益法人」だった)。
- 気象庁に代わって、国、地方自治体、ラジオやテレビなどの報道機関に対して気象情報を提供したり、それに付随したコンサルト業務で収益を得ている。
- 平成5年(1993)に『気象業務法』が法改正され、『気象予報士』の制度ができたことで気象庁とは別に独自の天気予報を出している。(注意報と警報は気象庁しか出せない)
戦後にできた日本気象協会とは、気象庁発表の予報をテレビ・ラジオ等で情報提供する業務を独占的に受託することを業務にした公益財団法人が法改正により現在の様な一般財団法人になったということです。
つまり、気象庁のスポークスマン的な団体と言うことでしょう。
ですから、両者のホームページを見比べると、非常に情報が多いが少し見やすさに欠ける気象庁のに対し、一般人にもとても見やすくしているの気象協会のになっています。
ただ、天気予報の正確さについては、どちらとも言えないのが、私の率直な感想ですね。
いずれにしても、細かい情報を知るなら気象庁になるのでしょうね。
まずは、台風16号が気になるところです。
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コメント
今や民間気象会社は多く存在します。
それなりに(経営が)成り立っているようですから、大したものです。
投稿: もうぞう | 2016年9月20日 (火曜日) 19:43
もうぞうさんへ
そうなんですよね。そして各社ごとに予報が微妙に違うのも面白いです
投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月20日 (火曜日) 20:06
今年は、「お天気雨」のような日が多く、予報にかかわらず傘が手放せません
投稿: ましま | 2016年9月21日 (水曜日) 11:06
ましまさんへ
今年も、天候の変化が激しく、予報は大変だったのでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月21日 (水曜日) 16:59