<震度>・・・は四捨五入
大地震が多い昨今ですが、阪神淡路大震災以降から震度を表す基準は、どちらかと言うと人の主観を主としていた従来のものから、震度計の数値のみで表わされるようになりました。
震度とは、正式には「震度階級」と言うんだそうですが、以前このブログでアップしましたが、我が村は、隣接し周囲を囲むように、東に本宮市、北に二本松市、南と西に郡山市があるのに、多くの場合において震度が1段階低く出ることに疑問を持っていました。
あの東日本大震災においての最大震度は↓のような記録になっています。
- 大玉村=震度5強
- 本宮市=震度5強
- 二本松市=震度6強
- 郡山市=震度6弱
地形的に3市の中央に位置する我が村は、ご覧の通り震度が低い数値だったのです。「我が村の計器が変なのか?」と思っても、それは無理からぬものでしょう。
なぜそうなるのか?あちこち要因を調べてみましたら・・・たぶんこれなんでしょう。というのがありました。
震度計の震度の数値というのは「4.4」とか「4.5」というように‘0.1’単位で出てくるようです。
地震の時には、そこで計測された震度の小数点以下の数字を四捨五入して震度を決めるようなのです。
気象庁震度階級表を参考(右が震度計の数値)
- 震度 0 ・・・0.0~0.4
- 震度 1 ・・・0.5~1.4
- 震度 2 ・・・1.5~2.4
- 震度 3 ・・・2.5~3.4
- 震度 4 ・・・3.5~4.4
- 震度5弱・・・4.5~4.9
- 震度5強・・・5.0~5.4
- 震度6弱・・・5.5~5.9
- 震度6強・・・6.0~6.4
- 震度 7 ・・ 6.5以上
上記のような規定になっているようで、市町村には複数の観測地点が有りますが、その中でもっとも高い数値をその市町村の震度として発表しているようです。
改めて、我が村の地震計の数値を見ましたところ、3ヶ所ある地震計の数値は「5.3~5.4」になっていて、あんなに激しく揺れ多くの家の屋根が壊れたり、大型スーパーセンターの天井が崩壊したりなどの被害を出したのに、たった0.1の差で震度6弱には達していないと判断されたというわけです。
そのことで、損をしたということは無い(たぶん?)ですが、何か過小評価された気がしてしまう私です。
他よりほんの僅か、地盤が強いと思うしかないですが、やはり震度5と震度6では被害イメージはどうしても違いますよね。
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コメント
今晩は♪
反対に当市は震度が高めに出るような気がします。
地盤が弱いとこに震度計があるのかと
何もわからず思ったりします。
損も得もないですが。
投稿: マコ | 2016年9月 1日 22:06
マコさんへ
設置個所は、1ヶ所じゃないはずですから、どれか1つが高い数値を出す場所にあるのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月 1日 22:38
遠くはなれたこの地も震度5強でした。放射線量も近くの公園が0.23マイクロシーベルトで除染が一回行われるなど、福島県が他人事ではありません。
投稿: ましま | 2016年9月 2日 09:48
ましまさんへ
東日本大震災の揺れは、ヨーロッパにも伝わったそうですから、距離より地盤によって揺れが違うようです
投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月 2日 12:24
ほんと震度表示は、違和感を覚えるときがありますね。
いろんな要素が混じってのことでしょうけど。
投稿: もうぞう | 2016年9月 2日 19:37
もうぞうさんへ
縦揺れと横揺れ、それぞれの大きさで感じ方も違いますし、被害も異なりますよね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年9月 3日 10:24