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2016年10月19日 (水曜日)

オリンピック・・都民は望んだか?

今から10年ほど前の2006年(平成18)7月ごろに頭の記憶をタイムスリップさせてみてください。
日本は第三次小泉内閣のころで、2か月後の9月には安倍晋三新内閣が誕生すrことになる頃です。

当時の話題の一つに『2016年夏季オリンピック』を日本で開催しようという動きでした。それの日本国内の候補地に名乗りを上げたのは、まず九州の福岡市、そして東京都でした。

さて、その時にこの候補地選定を前に朝日新聞2006年7月22日付(be版)では2756人のモニターからの調査結果を載せていたのを発見しました。

・問い、『2016年夏季五輪』の立候補地は東京と福岡とどちらがいいか? 

  1. どちらも)立候補しなくていい=45 
  2. 東京のほうが良い = 23% 
  3. 福岡のほうが良い = 23%

これによって、国民は候補地がどうのこうのと言う前に、そもそもオリンピック開催はさほど興味も無く、望んでいないことが判ったのでした。

この結果を見て、わたしも「なぜ今頃?。なぜ莫大な費用が掛かるオリンピックなのか?」と疑問をもったそのころの記憶がよみがえりました。

それを裏付けるかのように、1番の「立候補しなくていい」と答えた人の理由の多かったものの上位は↓ように私と同じでした。

1位・「無駄な施設を増やす」=(905人)
2位・「財政負担が大きい」=(860人)

その結果は「東京都」になりましたが、アンケートが示すように東京都の委員会や石原都知事などの関係者以外は盛り上がらなかったどころか、東京そのものでも盛り上がらなかったですね。

当然ながら、2016年オリンピック誘致は失敗し、リオデジャネイロに持って行かれたことは誰もが知ることでしょう。

この時、石原都政が見積もったオリンピック予算は数千億円という破格な低い額で、これも東京オリンピックの売りの一つでした。
ただ、マスメディアなどの予想した予算額はその10倍以上の7兆円近い費用がかかるなどというものまでありました。

その後、東京オリンピック誘致活動は続き、「低コスト」、「近距離開催」、そして後におこった東日本大震災から「復興五輪」というテーマが加わり、2020年誘致に成功しましたが、現状は酷いものです。

東京オリンピック開催は、JOCがしゃかりきになったと言う噂がありますが、4年後に迫った開催そのものが面倒な状態にしか見えません。

だいたい、2024年のオリンピック開催地が相次ぐ立候補辞退を受け、まだ決まっていないこと自体異常であり、むしろオリンピックそのものが非常事態になっている気がします。

もしかすると、福岡市民が今一番 胸をなでおろしているかもしれませんね。

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コメント

ほんと十数年後は、オリンピックを開催する都市が無くなる可能性が高いですね。
IOCが権力をもちすぎた?

投稿: もうぞう | 2016年10月20日 (木曜日) 19:16

もうぞうさんへ

その可能性が0とはいかない状態になっているのかもしれません

投稿: 玉井人ひろた | 2016年10月20日 (木曜日) 21:07

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