『幸楽苑』 と 『田部井淳子さん』・・・ショック!
福島県内にショッキングなニュースが二つ飛び込んできました。
一つ目は、県内では誰もが知るラーメンチェーン店「幸楽苑」(本社=福島県郡山市)静岡清水インター店において、9月10日(土)に提供されたラーメンに人の親指が混入していた問題です。
幸楽苑ホールディングスは今月21日、一部の店舗を除く全国約500店舗(全国に522店舗が在る)を27日に一斉休業すると発表しました。
同社の説明によると、工場のチャーシュー部門で掃除をしていた従業員が誤って指を切断、しかしその従業員がしていてゴム手袋は切り落ちていなかったので、そのまま保管、その際に工場ではパニック状態になり、事故が起きた日のチャーシューにその日の表示をするのを忘れてしまったことで、事件が起きた店舗に流通してしまったというものでした。
ラーメン店としては珍しい株式上場企業として、福島県内企業でも中心的存在ですし、わが家でも身近に店舗があるので、驚きのニュースでした。
そしてもう一つは、福島県三春町出で埼玉県川越市在住の世界的登山家の『田部井淳子(たべい・じゅんこ)』さんの訃報です(10月20日(木)、腹膜がんで死去、77歳だった)。
田部井さんは、2007年に乳がんに罹患、2012年には2度目のがん(がん性腹膜炎)を患うなど闘病生活をしながらも登山は続けていたことは知っておりました。
ですから、本当に大丈夫なのか?と不安はありましたが、積極的に登山に参加したり、テレビの「グレートトラバース」の解説をいつもの笑顔でしていましたので、大丈夫なんだと思っていましたが、やはり完治することは無かったんですね。
東日本大震災被災者への支援活動とし東北地方の高校生らとともに慣例の富士登山に2016年7月参加したのが、生涯最後の登山となってしまいました。
http://sangakuisan.yamakei.co.jp/tohoku_fujisan/
『田部井淳子(たべい・じゅんこ)さん』の偉業は世界最高峰エベレスト(8848メートル)の登頂に女性として世界で初めて成功したことの他に、女性で世界初の七大陸最高峰登頂者となるなど、数限りない偉業を達成した、男女問わず日本を代表する登山家です。
ですから、表彰の数もすごい。
- 福島県民栄誉賞(第1号・1988年)、
- 三春町名誉町民、
- 埼玉県民栄誉賞、
- 川越市民栄誉賞、
- 文部省スポーツ功労賞(1992)、
- 内閣総理大臣賞(1995)
告別式は近親者で済ませ、喪主は夫で同じく登山家の政伸さんが行ったようです。
ただ、ただ、残念です。
備考、
< 七大陸最高峰 >
- エベレスト(ネパール・中華人民共和国、8,848m)
- デナリ(アメリカ合衆国、6,194m)
- アコンカグア(アルゼンチン、6,959m)
- キリマンジャロ(タンザニア、5,895m)
- コジオスコ(オーストラリア、2,228m)
- エルブルス山(ロシア連邦、5,642m)
- ※モンブラン(フランス・イタリア、4,810m)
※ヨーロッパの最高峰はロシアのエルブルス山(5,642m)ではなく、フランスとイタリアの国境のモンブラン(4,810m)とする場合もあるが、いずれにしても田部井さんはこれらすべてに登頂を果たしている。
亡くなってからいうのもなんですが、「国民栄誉賞」を授与してもらいたい人物です。
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コメント
こんばんわ。
・「文章」を読んで。
これは、まさにダブルショッキングですね。
投稿: H.K | 2016年10月23日 (日曜日) 21:00
H.Kさんへ
それほどの事でもないですがね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年10月24日 (月曜日) 08:19
幸楽苑は割と近くにありますが、入ったことはありません。
田部井さんのガンは知っていましたが、思ったより早かったですね。
三浦さんのように80歳を過ぎても登って欲しかった。
投稿: もうぞう | 2016年10月24日 (月曜日) 16:41
もうぞうさんへ
三浦さんのようにガンが無い人だったら、90過ぎても登っていたでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年10月24日 (月曜日) 17:01