景色と風景の違いは?
温暖化で、紅葉も遅れていた県内ですが、急激に色づき始め今が盛りです。
その美しい紅葉を観ての感嘆の言葉を誰もが発するのは当然でしょう。
その時に使われるのは「風景」と「景色」、どちらを使うことが多いでしょうか?
おそらく、使い分けをしている人は無く、その時の雰囲気や、頭に出たほうを使っているのが一般的ではないでしょうかね。わたしがそうです。
ですから、もし「景色と風景はどこが違うの?」、なんて聞かれたものなら答えられずに、黙りこむか「どっちも同じだ」と言うのが関の山なんじゃないでしょうか。
判らないですよね。でも、景色と風景は違った言葉なんですから、意味も違うと思います。
ネット上の質問サイトでも、意外にこの質問が少なくないのは、同じ思いの人がかなりいるという証しでしょう。
『広辞苑』などの主な日本語の辞典にある説明は↓です。
「風景」⇒けしき。風光。その場の情景。目の前に広がるながめ。風姿。風采。人の様子。
「景色」⇒山水など自然のおもむき、ながめ。風景。けいしょく
(※「けいしょく(景色)」とは、「山や川などのおもむき。けしき。」を意味する。)
似通った言葉に、「光景」と言うのも有りますが、これに関しては、風景や景色には無い「場面(シーン)」を指していることであり、‘時間が伴う’という違いを感じます。
しかし、景色と風景に関しては・・・やはり違いがよく解りません。
質問サイトで「ベストアンサー」に選ばれたものには↓こうありました。
「風景の場合,目の前に広がる眺めという意味ですが、 景色の場合は,観賞の対象としての風景というニュアンスがより強くなります。」
これまた、よく解らない。しばし、沈思黙考・・・・・。
つまり、こうであろうか?
“景色とは「風光明媚」な観光地などの自然の美しさを指すが、風景のばあいは自然の美しさ(風光)にプラスして人工的なものの美しい様をも指す。”
この私の解釈の正否は不明ですが、いずれにしても違いは「ニュアンス」だけであろうことは解かった気がします。
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コメント
日本語は難しい・・・と言うよりややこしいですね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2016年11月17日 12:40
吉田かっちゃんへ
同感です。
投稿: 玉井人ひろた | 2016年11月17日 16:44
似たような言葉、結構有るようですよ。
思い出せませんが・・・
投稿: もうぞう | 2016年11月20日 16:40
もうぞうさんへ
たぶん、このような類語は方言のように、その発生時点で違う気がします
投稿: 玉井人ひろた | 2016年11月20日 17:00