『 Killing the Rising Sun 』・・・という本
今、アメリカでは、テレビや著書に活躍している(保守派)ジャーナリストのビル・オライリー氏(67)の、「Killing」シリーズが人気だというのです。。
このシリーズはこれまでに↓
- 「Killing Abraham Linclon」(エイブラハム・リンカーン第16代大統領の暗殺)
- ジョンF・ケネディ第35代大統領の暗殺
- イエス・キリストの処刑、
- ジョージ・パットン将軍の謎の死、
- ロナルド・レーガン第40代大統領の暗殺未遂
などをテーマにした5作が発刊され、全てがアメリカ国内でベストセラーになっているんだそうです。
そのシリーズに、新たに第6弾が発刊されたんですが、それが「大日本帝国」をテーマにしたものなので、そのタイトルが『 Killing the Rising Sun 』なのです。
直訳すれば「揚がる太陽を殺す」となりますが、「ザ・ライジング・サン」と言えば旭日=日の丸=日本国という意味でもありますから、さすがに英語が苦手な私でも、このタイトルが「日本を殺す」であることは判ります。
実は当初のタイトルはそのまま「Killing Japan」(日本を殺す)だったんだそうですが、さすがに直球過ぎるタイトルだとして修正されたんだそうです。
その内容は不明ですが戦前の旧日本帝国の事でしょうから、現代の我々への誹謗中傷は無いと思いたいですが、未だに戦勝国の理屈が正しい歴史と思っているアメリカ人や日本人が多いのも事実で、この著書によって偏見が生まれる可能性が心配です。
売れりゃいい、そういう国がアメリカのジャーナリズムですが、それの象徴のような本だと感じてしまいます。
ただ、日本のジャーナリズムも最近は同じになってきていますから、リスナーは心して視聴しないといけません。
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