家族への思い、そして5年越しの奇跡
大熊町で、東日本大震災の津波によって行方不明だった同町の木村紀夫さんの娘『木村汐凪(ゆうな)さん=当時(7才)』の遺骨(首と下顎部分)が見つかりました。
遺骨は、環境省の依頼でがれきの撤去作業と行方不明者の捜索活動をしていた工事関係会社の作業員が今月9日に、木村さんの自宅があったところから約200メートルの場所で発見されたそうです。
その後、DNA鑑定がなされ、木村汐凪さんであることが確認されたそうです。
木村紀夫さんは、津波によって父親の王太朗(わたろう)さん=当時(77)、妻深雪(みゆき)さん=当時(37)が犠牲になっているのですが、娘さんだけが遺骨が発見されておらず、あれから立ち入り許可を得て仲間とともに200回以上、自主捜索を続けていたそうです。
大熊町は東京電力福島第一原発が立地し、今も全域が避難区域のため、津波が襲っても捜索ができなかったことを木村さん悔んでいたそうです。
今回の発見で↓
「ようやく見つかった。娘からクリスマスプレゼントをもらったような気がする」
と言う木村さんの言葉、その思いは想像が付かない思いです。
これで、福島県内の行方不明者はあと‘197人’、まだまだ捜索活動は続くことでしょう。木村さんも、まだ遺骨を探し続けるそうです。
納得いくまで、頑張ってもらいたいです。今回のように、きっと見つかるはずです。
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コメント
「娘からクリスマスプレゼントをもらったような」……、それでも表現しきれないお父さんの気持ちが胸に迫ります。
投稿: ましま | 2016年12月26日 (月曜日) 20:13
ましまさんへ
胸に迫る」ですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年12月26日 (月曜日) 21:40
胸にせまるものを感じます。
亡くなられたことは本当に残念ですが、
御遺骨が見つかったことはよかったと思います。
投稿: 浜辺の月 | 2016年12月26日 (月曜日) 23:41
浜辺の月さんへ
まだまだ、捜索は続けられるそうですが、今までとは心持が違うでしょうね
投稿: 玉井人ひろた | 2016年12月27日 (火曜日) 18:03
このニュースには、ビックリしましたね。
お父さんの執念さえ感じます。
それとなにより科学の一端もですね。
投稿: もうぞう | 2016年12月28日 (水曜日) 19:22
もうぞうさんへ
稀ですが、他にも同じ事例は有るんですよ。
投稿: 玉井人ひろた | 2016年12月29日 (木曜日) 18:08