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2016年12月12日

ちびくろサンボ

絵本『ちびくろサンボ』はヘレン・バナマンと言う人が、自分の子供たちのために書いた手作りの絵本、それが1899年(明治32年)にイギリスで発刊され全世界に広まった絵本として知られています

日本でもそれは同じで、内容までは覚えていないですが、私もよく知った本です。

その本が、世界で高まった人種差別問題によって、昭和63年(1988)のきょう、12月12日に岩波書店が、「ちびくろサンボは黒人差別の書物」と判断して絶版とした日なのだそうです。

国内では、それにならって絶版が相次いだそうですが、日本政府としては「販売禁止」の処置はされなかったので、あくまでも書店だけの判断での販売取りやめだったようです。

そう言えば、このころ「それも差別?」と言うものが、いろいろと無くされたり、デザインを変えたりした記憶がよみがえりました。

カルピスのあのストローをくわえたキャラクターラベル、突然に変えられたことは私の記憶からは消えないことの一つです。

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コメント

今晩は♪
その本、子供達が小さいころ何度も読まされました。

投稿: マコ | 2016年12月12日 23:10

戦前の漫画「冒険ダン吉」は作者に差別の意思はなかったと思いますが、筋は日本人の少年の王に支配される南方の土人(画像をトラックバックしておきました)というもので、未開で文明に劣る人たち、という背景があるので差別といわれてもしょうがないでしょうね。

投稿: ましま | 2016年12月13日 10:24

マコさんへ

読み聞かせは、大変だったでしょうね


ましまさんへ

冒険ダン吉も、そういう事になりましたね

投稿: 玉井人ひろた | 2016年12月13日 17:16

土人と黒人
どっちがより差別?

投稿: もうぞう | 2016年12月14日 19:28

もうぞうさんへ

黒人は人種差別、それに対し土人は人種に関わらず見下す相手が不特定なので、やはり土人の方が強い差別用語でしょう

投稿: 玉井人ひろた | 2016年12月15日 09:24

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受信: 2016年12月13日 10:16

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