箱根駅伝・・・廃止?
青山学院大の3連覇となった今年の「第93回箱根駅伝」ですが、福島県内の新聞報道で最も大きく取り上げられた話題は福島県の駅伝の強豪校である「学法石川高校」出身で順天堂大学の5区‘山登り’を担当した「山田 攻選手(2年)」でした。
山田選手は、このレース前に順大のOBで初代「山の神」で有名なトヨタ自動車九州の今井正人選手(福島県の原町高卒)と一緒に練習し、山登りの助言を貰っていたそうです。
その練習の成果は如実で、区間5位の力走で山登りで3人を抜き去り、順大の順位を3位まで押し上げる快挙を達成したのです。
これでまた福島県から「山の神」が出るのか?との予感を感じながら、箱根駅伝の話題は私の頭からは無くなっていたのですが・・・、とんでもないトラブル報道が流れましたね。
起った事案は二つ、場所はいずれも最終区の10区ででした。
<その1>・・・「幻の10区々間賞」
10区個人成績結果は↓
1位、照井明人選手(東京国際大・4年)=1時間10分58秒
2位、作田直也選手(順天堂大・4年) =1時間11分00秒
ですから、照井選手が区間賞なのですが、区間賞を受賞したのは2位の作田選手だったのです。
これは照井選手の東京国際大は予選失格のため「学連選抜」というオープン参加チームだったため、記録も参考記録で大会記録にはならないからなのです。
つまり、照井選手は区間1位でも区間賞が貰えずという不名誉、片や作田選手は区間賞を授受したがレースで負けたという不名誉、というわけです。
大会関係者からは、“どうせ記録に残さないのなら、紛らわしいからやめた方がいい”と「学連選抜の廃止」の論争が、再燃しているそうです。
<その2>・・・「あわや、選手死亡!」
最終10区(23キロ)を走った神奈川大のアンカー「中神恒也(4年)選手」が、東京・千代田区の日比谷交差点に差し掛かったその時に、同じく進入してきた自動車と中神選手とが出合い頭に衝突寸前になったトラブルの事です。
原因は、現場で交通規制をしていた警視庁の警察官が、連係ミスで自動車を止めることを怠ったことによるものでした。
中神選手が必死に自動車を回避したことで大参事にはならなかったのですが、同選手の後方を伴走していた神奈川大の大後監督「本当に冷や汗をかきました」と話し、
当事者である中神選手に至っては「死を考えた」ということが報道されています。
もし、死亡事故となったら箱根駅伝の存続の是非論争まで発展したかもしれないという人もいるくらいの警視庁の大失態です。
警視庁を管轄するのは東京都、つまり小池都知事になりますが、この事について何か言ったのでしょうか?
なにも報道が無いですよね?
「事故にならなかったし、神奈川大もシード権を取ったし、だから良い」とでも考えているのでしょうか
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コメント
わたしもTVで知りました。もしものことがったら・・・かんがえてもゾッとします。車を走らせなかったらよいのにねえ。
投稿: 山口ももり | 2017年1月 8日 (日曜日) 09:58
駅伝といえば箱根。最近いろいろな駅伝ができたけど、その歴史や人気は他の追随を許しません。
「おごる平家」にならなければいいのですが。
投稿: ましま | 2017年1月 8日 (日曜日) 16:20
山口ももりさんへ
距離が長いなど、いろいろな理由で今のようになったんだとお思いますが、今回のは猛反省してもらいたいです
ましまさんへ
どこかに、油断、傲りは在ったんだと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2017年1月 8日 (日曜日) 16:48
駅伝やマラソンの季節になって来ましたね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2017年1月 9日 (月曜日) 12:45
吉田かっちゃんへ
もっと暑い時にも増やさないと、オリンピックでは勝てないと思いますがね
投稿: 玉井人ひろた | 2017年1月 9日 (月曜日) 15:08
気になるのが、伴走車や報道車が多くなっていることです。
これとて、事故になる可能性が・・・
それと車が多くて、選手は走りにくくないのかも気になります。
投稿: もうぞう | 2017年1月 9日 (月曜日) 17:59
もうぞうさんへ
何年間か伴走車を無くしたのですが、復活して数年目くらいになります。
何らかの対策は有るのでしょうと思います
投稿: 玉井人ひろた | 2017年1月 9日 (月曜日) 21:04