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2017年1月25日 (水曜日)

災害に配られる‘あの’毛布

大雪で23日午後から24日にかけて、鳥取県内の幹線道路で一時300台以上の車が立ち往生しため、同県の平井伸治知事が陸上自衛隊に災害派遣の要請した報道がありました。

要請を受けた自衛隊は動けなくなった数十台の車への燃料や毛布の配布などを行ったということですが、ここで気になったのが配られる毛布なのです。

私は実物を見たことは無いですが、テレビでよく見るあの無地の毛布の扱いのことです。

  • 「ドライバーに配られた毛布は使用後にどうするのだろう?」
  • 「返却するものなら、どこに返すのだろう?・・どこで回収するのだろう?」
  • 「持ち帰ってしまって良いものなのだろうか?」

そこで、あちこち検索してみたのです。

毛布の名称については、自治体ごとに少しづつ違うようですが「災害備蓄用毛布」というのが本来のようです。

<名称>

  1. 災害備蓄用毛布
  2. 災害対策用フリース毛布
  3. 災害救助用毛布
  4. 災害用備蓄環境毛布
  5. 防災・災害用圧縮毛布

<材質>(防炎(難燃)加工品)

  1. ポリエステル
  2. アクリル

<1枚の単価>

  • 3000円前後 ~ 5000円前後

今は、圧縮真空パックで備蓄しているようで、場所も取らないようです。

最近は「アルミ毛布」というアルミ材のシートタイプ(1000円未満)のも利用されるようですが、一般的にはフリースタイプの毛布のようです。

そこで、この災害用毛布なのですが、自治体の扱いを見ると「消耗品」に分類されているのです。
災害で減った毛布は、自治体では直ぐに補充することになっているようです。

つまり、災害時に配布される毛布は返却不要で、お持ち帰りで良いようなのです。

ただ、避難所などでは帰宅可能になると返却する人が多く、返却された毛布はクリーニングなどの再処理して、また備蓄されるようです。

「持ち帰っても良い」とハッキリと表記が無いのは・・・
 想像ですが、先に表記しましたように、この毛布はけっこうな単価で、補充するにはけっこうな予算が要るもので、われ先に持って帰る人が出るのを防ぐためのものだと思いますね。

そして、今回の事で知ったのはこの災害用備蓄毛布は「火に強い(防炎(難燃)加工品)」ということです。
ですから、暖房だけでなく、火災時の避難には火避けにも使えるということですね。

我が村は、どのくらい備蓄しているのだろうか?

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コメント

なるほどね~
考えてもみませんでしたよ。
不要不急の外出は控えるようにって、アナウンスしていたんですがね~
雪に対して「あまい」人が多いのでしょうね。

投稿: もうぞう | 2017年1月25日 (水曜日) 19:13

もうぞうさんへ

我が地域のように中途半端に積雪が多いところは、鳥取のようになりがちです。

投稿: 玉井人ひろた | 2017年1月25日 (水曜日) 20:55

こんばんは。
鳥取では大変だったのですね。
災害備蓄用毛布ですか?
名称も知りませんでした。
玉井人さんよく調べられましたね。
一枚の値段も結構しますね。
わたし達のところもどのくらい備蓄して
いるかちょっと気になりました。

投稿: 浜辺の月 | 2017年1月25日 (水曜日) 23:51

浜辺の月さんへ

気になりますよね。まさか備蓄0と言うことは無いでしょうからね

投稿: 玉井人ひろた | 2017年1月26日 (木曜日) 11:30

ニュースで見ましたが鳥取の大渋滞はすごかったですね。乗ってる人が心配でした。

投稿: 吉田かっちゃん | 2017年1月26日 (木曜日) 11:52

吉田かっちゃんへ

福島県内でも、会津ではこういう事が毎年あるのですが、近隣の自治体はそれに慣れていて行政の指示が無くても直ぐに炊き出しが準備されるようになっているようで、初めて経験した知人が感心していたことを思い出します。

投稿: 玉井人ひろた | 2017年1月26日 (木曜日) 18:19

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