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2017年1月 4日 (水曜日)

故ダイアナ元妃と・・福島県

2015年、2月28日にウィリアム王子(ケンブリッジ公)が我が村に隣接する本宮市を訪れ、仮設住宅がある傍のスマイルキッズパークに記念植樹をしました。
同市ではそれを機に、植樹した公園を本格的な英国庭園の整備計画に入りました(今年、開園予定)。

その英国庭園に、ウィリアム王子の母である故ダイアナ妃が好きだったスイートピーの花のタネが蒔かれることになったようです。

そのスイートピーのタネもただのタネではなく、故ダイアナ妃の実家である「スペンサー伯爵家」から提供を受けたタネだというのです。

切っ掛けは、昨年10月下旬、福島市で行われた県造園建設業協会と福島民報社の「みどりの文(ふみ)」表彰式、その時に講演のゲストとして訪れた世界的な庭園デザイナー「石原和幸さん(58)さん」という方が本宮市に英国庭園が整備されることを知ったことによるものらしいのです。

石原和幸さんはガーデニングの本場である英国のコンテスト「チェルシー・フラワー・ショー」で最高賞のゴールドメダルを幾度も獲得している世界的な庭園デザイナーで、エリザベス女王や同国財界などと深いつながりを築いている人物だそうです。

先ごろ、その石原さんの郷里である長崎県で幕末に、そこに住んでいたかの有名な「グラバー」宛てに「第5代ジョン・スペンサー伯爵」(故ダイアナ妃の父、エドワード・スペンサー伯爵の曽祖父)が出した手紙が発見されたんだそうです。

その「グラバーに宛てた手紙」を石原氏が現在のスペンサー家の主である「第9代チャールズ・スペンサー伯爵」(故ダイアナ妃の弟)に届けたところ、返礼としてスイートピーの原種の流れをくむタネがお礼の手紙と一緒に届けられていたんだそうです。

実は、スペンサー伯爵家というのは世界各地に咲いているスイートピーの原種を育てたといわれる家柄で、そのせいもあって故ダイアナ元妃もスイートピーを愛していたんだそうです。

その由緒あるタネを「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の復興を進める福島の力になりたい」と石原さんから寄贈の提案が県造園建設業協会と福島民報社になされたんだそうです。

本宮市はもちろん大歓迎ですが、県造園建設業協会長は「福島県と言えばスイートピーと言われるようになるまで広めていきたい」と夢を膨らませているようです。

ちなみに福島県の花は「ネモトシャクナゲ」(福島特産)、本宮市の花は「ボタン」になっているのですが、これも変えちゃうというようなことにはならないのでしょうね。

こんな田舎に、イギリス王子とその母親に関係するところが誕生すること自体が、信じられないです。

我が村でもマチュピチュ村友好都市締結からスペイン語教室が開かれたり、どうなるのでしょう?

グラシアス(ありがとう)・・・なんてね(

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コメント

なかなか国際的ですね。
当地は、20年ほど前ブルボン(株)に、ブラジル人が働いていた事がありました。
少しはポルトガル語をかじったものですが・・・
オブリガートなんてね。

投稿: もうぞう | 2017年1月 5日 (木曜日) 19:15

もうぞうさんへ

そうなんですか。
そう言えば、南米は殆どがスペイン語なんですが、ブラジルはポルトガル語なんですよね。

投稿: 玉井人ひろた | 2017年1月 5日 (木曜日) 20:48

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