24時間営業は規制すべきか?
平成23年(2011)の東日本震災で起きた東電福島第一原発事故により関東の最大の電力源を失なったことで、当時の‘蓮舫節電啓発担当相’が‘石原慎太郎東京都知事’にコンビニエンスストアの深夜営業の規制’を行うよう求めたことがありました。
石原知事はそれに賛同し、国としても24時間営業の規制法をつくるように求めました。
しかし・・・コンビニ業界は猛反発
- 営業時間を短縮しても、冷蔵・冷凍庫は止められない
- 物流が日中に集中するため効率が落ち、CO2排出量が増える
- 夜間利用客が無くなり、売上げが落ちる。
- 雇用の減少等が起きる。
上記のようなものがその理由で、結局はこの計画は「節電にはならない」となり廃案となりました。
あれから6年を経過し、またもや24時間営業に規制をすべきという動きが出てきているんだそうです。
今度は昨年12月25日に世間の反響を呼んだ電通の女性新入社員の過労自殺が発端になっています。
それは・・・
『24時間営業の便利さが、違法な長時間労働などのブラック労働の「諸悪の根源」であり、これをなくせば賃金があがり、労働環境も改善される』
という主張が根源になったものだそうです。
コンビニの24時間営業が存在するのは、日本、韓国、台湾、中国など日本の近隣の東アジアとアメリカだけで、他には見られない営業形態だそうです。
特に、「お休みの日はきちんと休む」といった慣習があるヨーロッパでは、受け入れられないもののようです。
利用する側にとって、24時間365日営業のコンビニというのは非常にありがたいものですが、一斉の休みが有っても良いという考えも分る気がします。
24時間営業が、これだけ一般化した日本では、規制というのは難しいでしょう?
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コメント
規制によらなくても、業種によっては、時短は進でしょう。
人手不足、また売り上げ増にあまり貢献しないなどが理由です。
投稿: もうぞう | 2017年2月21日 (火) 19:21
深夜営業。コンビニ強盗は反対でしょうが、利用しない私は賛成です。
投稿: ましま | 2017年2月21日 (火) 20:57
もうぞうさんへ
たしかに人手不足は否めませんね
ましまさんへ
深夜に働く業種が多いことが、根本なのかもしれませんね
投稿: 玉井人ひろた | 2017年2月22日 (水) 07:55