安倍政権による“人権侵害”

アメリカのトランプ大統領によるイスラム圏の国や人々への入国禁止と言う処置が「人権侵害だ」として世界中で騒がれていますが・・・

まるでその話題に隠されるように、日本政府＝安倍政権による人権侵害が国際的に問題になってきていることを知っていたでしょうか？
私はそのことを「ススムさん」の「ススムが進」のブログで知りました。

１９６１年に発足し、１９７７年には[ノーベル平和賞]を受賞している『アムネスティ・インターナショナル』という世界最大の国際人権擁護団体が存在します。

１月２６日（木）、このアムネスティが辺野古への米軍新基地建設に対する抗議行動で公務執行妨害などの罪で逮捕起訴された『沖縄平和運動センター』の『山城博治議長』が、その後家族との面接も許されず、１００日（３ヶ月）を過ぎる異常な長期間の勾留は不当な人権侵害だとして釈放を求める緊急行動を国際的に呼び掛ける取り組みを始めたのです。

具体的には「安倍晋三総理」と「西川克行検事総長」に対し、

1. 山城博治議長を即時に釈放すること。
2. 勾留中の適切な医療処置と家族との面会を許可すること。（山城議長には悪性リンパ腫で入院していた経緯がある）
3. 表現や集会の自由の権利など被収容者の権利を尊重する国際的義務を果たすこと。

↑などを求める文書を送るよう呼び掛けたもので、実際にアムネスティ日本支部は１月２７日（金）に検事総長宛てに釈放を求める声明を郵送したそうです。

山城議長の逮捕の経緯は↓のようなも

1. 米軍北部訓練場（同県東村など）の敷地内の有刺鉄線を切断した『器物損壊』の疑いで２０１６年１０月に逮捕
2. 沖縄防衛局職員の腕をつかんでけがを負わせた『傷害など』の疑いで上記の逮捕から３日後に再逮捕
3. 米軍キャンプ・シュワブ（辺野古）のゲート前にブロックを積み上げて工事車両の進入などを妨害した『威力業務妨害』の疑いで、翌月となる２０１６年１１月に再々逮捕。

これに対し、山城議長の弁護を担当する池宮城紀弁護士は↓のような批判のコメントを発表しています。

「威力業務妨害事件は昨年１月に起き、現行犯逮捕できたのに、１０ヶ月も経ってから逮捕している。リーダーの山城さんを外に出さないための口実が欲しかったからだ。」

検察側（国）からは「証拠隠滅の可能性がある」などの理由から交流していると言ってるらしいですが、１００日拘留、家族にも合わせない、それらの異常な扱いは、沖縄県民の反対運動を潰すための“見せしめ、政治犯扱い”であることは弁護士ならずとも判ります。

アムネスティ日本支部によると、日本では死刑囚以外の運動家について同団体が緊急行動を呼び掛けるのは１４年ぶりということで、安倍政権の行動がどれだけ人権侵害（強行政治）とみなされ重視されているかが判ります。

このこと、沖縄の新聞以外の全国紙、そして国会での野党、なにも追及していない気がしますが、何をしているのでしょうか？

“土人”はどうでもいいとでも思っているのか？

日本人は北朝鮮やトランプ大統領の事など批判している場合じゃないと思います。