自衛隊機が海外へ
昨年の9月に日本政府とフィリピン政府間で次のような合意が閣議で決定されていました。
>平成28年(2016)9月6日、海上自衛隊練習機TC-90並びにTC-90に関係する器材(整備器材、地上支援器材及び補用品)及び技術情報(操縦及び整備並びにこれらに付随するもの)(以下「TC-90等」という。)のフィリピンへの移転(以下「本件海外移転」という。)について、日フィリピン両国の首脳間で合意された。
本件海外移転については、平成28年8月31日に、「防衛装備移転三原則」(平成26年4月1日閣議決定)及び「防衛装備移転三原則の運用指針」(平成26年4月1日国家安全保障会議決定、平成28年3月22日最終改正)に従い、国家安全保障会議で審議した結果、海外移転を認め得る案件に該当することを確認している
(外務省HPより引用)
つまり、訓練用ではありますが、自衛隊の飛行機をフィリピンに引き渡しが閣議だけで了承されたということです。
そして、先日の3月27日(月)にフィリピンに貸与することで日比両政府が合意した海上自衛隊の練習機「TC90」2機の引き渡し式典が、カビテ州の海軍基地で行われました。
言うまでも無く、戦後の日本において日本の軍備の一つである自衛隊機が海外移転は初めてのことです。
この2機は23日、徳島県にある海自航空基地を出発したそうですが、貸与だけでなく、パイロット育成や整備面でも支援する形になるようです。
予定として、最終的に引き渡されるのは計5機となるようで、フィリピン軍によると、残りの3機は2018年3月までに引き渡されるということになっているようです。
これは南シナ海で活動を活発化させる中国をけん制する狙いもあるようで、重要なニュースだと思うのですが、マスメディアの取り扱いは殆ど無いですよね?
本当に、近頃のマスメディアの報道記事の選択のしかたには疑問ばかりです。
強い圧力、もしくは忖度が働いているのでしょうか
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コメント
おりしも自民党は「敵基地攻撃能力を・・」と
政府に提言。
日本の軍国化はひたひたとせまってきているようです。
マスコミは忖度をどこに向けて
しているのでしょう。
民主主義の危機にマスコミは何を忖度するのか、
恐ろしい気がします。
投稿: あね | 2017年3月29日 20:28
あねさんへ
昔から情報統制と言うのはあったことは間違いないですが、現在はマスメディアに視聴率とか違った威力妨害が働いているのかもしれません
投稿: 玉井人ひろた | 2017年3月29日 21:05