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2017年3月 8日 (水曜日)

天皇の生前退位(譲位)の落しどころ

もう、すっかり影を潜めたというか、メディアに上がらなくなった感がある生前退位』(生前譲位)の問題ですが、着々と進んでいるようです。

この問題は「生前退位」そのものは与野党ともに「賛成」ということなのですが、最大の争点はこれを皇室典範改正という形で恒久的な法律にしたい野党、それに対し今回だけの特別立法で乗り切りたい与党との方針の違いです。

ここで与党側は、とても玉虫色の落しどころを提示してきているらしいのです。

与党案>

  • 生前退位は皇室典範の改正はせず特別立法で行う。
    ただし、特別立法で生前退位した事案は‘前例’として取り扱うことを認める。

もっと具体的に言うと臨時処置だが、これから後に同じことが起った場合は“特別立法を前例として(恒久的に)使用可能にする”ということです。

つまり、臨時の法律だが‘恒久的に使える’という、恒久とも・・臨時とも・・言えない落しどころを与党は提案しているようなのです。

これに対し民進党はあくまでも「皇室典範改正=恒久法成立」で反対しているのですが、共産党は「前例として恒久的に使えるのなら反対ではない」という態度に出始めているというのです。

もうこうなると、わたしのような凡人には日本の政治家・役人考えは、その賛否の判断が付きません。

それが狙いでしょうがね。

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コメント

私は、常々100の主張のうち50通ればOKだと思っています。

ベストではなくともベターなら・・・というわけですね。

今回、共産党はベターを、民進党はベストを望んでいるわけですが、天皇のお歳を考えたら、この辺が落としどころかと・・・・。

それにしても、民進党はもっと突っ張ることがあるでしょうが!!

投稿: ススム | 2017年3月 8日 (水曜日) 20:43

ススムさんへ

ごもっともです

投稿: 玉井人ひろた | 2017年3月 9日 (木曜日) 09:08

自民の考え、突き詰めると女性天皇に議論を持っていきたくないという明治以来の頑固さでしょう。

継体天皇のように入り婿か養子の例もあるのだから、柔軟に考えればいい。

共産党はそもそも天皇制はどうでもいい、という無関心に行き着きそうです。

投稿: ましま | 2017年3月 9日 (木曜日) 09:18

自分的には民進党の考えの方が良いと思うんだけどな?

政治屋さんや学者さんの考えは??の部分もありますね。

平民である我々には奥が深くて理解出来ない??

投稿: JACKS | 2017年3月 9日 (木曜日) 09:33

ましまさんへ

いまどき天皇を担いで内乱など考えることは有りえないし、それを指示する国民は皆無だと思いますから、仰るように柔軟に対応して良いと思います。


JACKSさんへ

どうせ恒久扱いなら、紛らわしいことで後でもめないように改正したほうが、わたしも良いと思います

投稿: 玉井人ひろた | 2017年3月 9日 (木曜日) 11:58

なんだかんだと言って、結局は決められない。
このまま陛下が崩御されることを望んでいる?
つまり例外は作りたくないし、新法も作りたくないのである。

投稿: もうぞう | 2017年3月 9日 (木曜日) 19:13

もうぞうさんへ

そう言う考え方もできますね

投稿: 玉井人ひろた | 2017年3月 9日 (木曜日) 21:18

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