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2017年3月 3日

お内裏様とサトウハチロウ

朝の番組で「今でしょ!」の言葉で有名な林修氏が、雛祭りについて童謡「うれしいひなまつり」を題材としてちょっとした講義を行っていました。

「うれしいひなまつり」作詞サトウハチロウ

♪・あかりをつけましょ ぼんぼりに
 お花をあげましょ 桃の花
 五人ばやしの 笛太鼓
 今日は楽しい ひなまつり

 お内裏様(だいりさま)と おひな様
 二人ならんで すまし顔
 お嫁にいらした 姉(ねぇ)様に
 よく似た官女の 白い顔

 ・・・(略)・・・~♫

林氏が「この歌詞には間違っているところが有ります。どこでしょうか?」

答は『お内裏様(だいりさま)と おひな様』の部分です。

「お内裏様」とは、男雛と女雛の二人で一対を指すことであり、男雛のみを「お内裏様」、女雛のみを「お雛様」と呼ぶのは誤りなのです。

正しくは「男雛」「女雛」といいますので覚えておきましょう。

あるサイトによると、この間違いに後で気づいたサトウハチロウ氏もこの誤用を恥じ、後々まで気にしていたという逸話が在るようです。

ただ、心底信用することができない性分の私としては、辞書などを開いたわけです。

「内裏(だいり)」とは・・・↓

  1. 天皇の住居としての御殿。御所。皇居を指す。
  2. 内裏雛(だいりびな)の略。

「内裏様(だいりさま)とは・・・↓

  1. 内裏、特に天子(君主・天皇)の尊称。
  2. 内裏雛(だいりびな)を丁寧に言う言葉。

「内裏雛(だいりびな)とは・・・↓

  1. 雛人形の一種。
  2. 天皇・皇后の姿をかたどって作った男雛、女雛が一対になった人形。
  3. 3月の雛の節句に飾る。大内雛(おおうちびな)。だいりさま。おだいさま。

『親王飾り』とは・・・↓

  1. 男雛、女雛が一対になった人形飾り。。
  2. 内裏雛(だいりびな)とも言われ、雛人形の基本の飾り。

確かに、お内裏様とは男雛だけを指して言うものではないようです。

さてここでさらに疑問です。

親王とは、天皇ではなく皇太子らを指す言葉ですから、天皇皇后がモデルなら「内裏飾り」が本来のような気がしますが、なぜ男雛・女雛を「親王飾り」と言うのでしょう?

それは、嫡子である親王が親の天皇のように立派に育ってほしいという願いを込めた飾りだからです。

つまり「親王飾り」とは「親王のための飾り雛」が詰まったもののようです。

あら!そうすると雛人形は男用の飾り?・・・また、混乱してきました。

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コメント

ひなまつりの歌はサトーハチロウさんの作詞だったのですね。

投稿: 吉田かっちゃん | 2017年3月 4日 17:27

吉田かっちゃんへ

私も知りませんでした

投稿: 玉井人ひろた | 2017年3月 4日 18:37

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