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2017年4月12日

3D映像を視たのは約16年前だったが・・

私が3D映像を始めて体験したのは、平成13年(2001)の7月7日~9月30に、福島県須賀川市に作られた会場で開催された「うつくしま未来博」、その未来博覧会に「パナソニック館」として出展されていたパビリオン『水の惑星 ジ・アース』でのCG映像でした。
http://shinkansen.la.coocan.jp/miraihaku0707.htm

数多くのパビリオンの中で最も人気があり、10分にも満たないその3D映像を視るため私たちは2時間も待ち並びました。

そして視たその映像は、衝撃と感動でした。客席の椅子の間を大きな魚が泳ぎ通過するのです。
それは単なる映像に過ぎないのですが、大人はもちろん、子供たちはその魚を捕まえようとするこがほとんどで、大騒ぎの館内でした。

私は真面目に、「これからの映画は、こいうのが主流となるんだろう」と思いました。

そしてこの博覧会から8年後の2009年に3D映画『アバター』のヒット、それをきっかけで、家庭用のテレビに3D機能が追加されるにいたります。

そして世界に先駆けて、韓国のサムスン電子が2010年2月に3Dテレビが発売されると、世界中の家電メーカーがこぞって生産を開始することに至りました。

ところが、生産されるが販売が振るわず、日本のメーカーも次々と撤退、最後まで生産を続けてきたソニー、LGエレクトロニクスジャパンも、ついに2017年度中に販売を終了すると発表し、2010年から生産販売された3Dテレビは7年という短さで間から消えることになったそうです。

3Dテレビが消滅するになった要因とは?

  • 映像作成に莫大な費用が掛かる
  • アナログ放送から地上デジタル放送への移行期で、各局は巨大な設備投資に予算を取られていた
  • 2020年の東京五輪にむけ『テレビ放送を4K、8Kへ!』というのが国策になり、各テレビ局はその技術移行が最優先課題となり、予算がつぎ込まれるようになった

つまり、ハード(3Dテレビ)さえ作って販売すればテレビ局などはそれに合わせて3D番組制作を増やしていくだろうという、皮算用が外れたことが、一番の要因のようです。

これで3D映像テレビは無くなりましたが、私の間ではあと何年か後にはまたブームが来ると思っています。

何と言っても、理想の映像ですからね。開発は誰かが続行し復活するとわたしは思っています。

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コメント

3D映像は何度か見たことがあります。
個人的に一番イヤな点は、焦点をどこに会わせたら良いのか?と言うことです。
つまり目が疲れるのです。
短時間のデモ映像なら良いですが、長時間に及ぶとイヤになります。

投稿: もうぞう | 2017年4月13日 19:04

もうぞうさんへ

そうかもしれませんね

投稿: 玉井人ひろた | 2017年4月13日 20:09

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