竹酔日
タイトルの『竹酔日』とは、「ちくすいじつ」または「ちくすいにち」と読み、‘旧暦の5月13日’を指して言う言葉です。(今年は6月7日がその日に当たる)
これは中国の俗説にある↓
- この日は竹が酔っ払っていて植え替えられてもそのことに竹自身が気がつかない。
という意味から、竹の移植にはこの日が最適であることを言い表している言葉のようです。
かの有名な俳人の「松尾芭蕉」の一句
- 「降らずとも 竹植うる日は蓑と笠」
この句の中に出てくる「竹植うる日」とは「竹酔日」のことで、「5月13日には天候に関わらず移植すべし」と言ったような句のようです。
移植しても直ぐに根付くのは、今頃はタケノコの季節でもあり、当然のような気がします。
竹はタケノコで食べられるし、竹細工の他に、葉などには喘息・去痰・肺炎の解熱・老人の不眠症などの薬効もあるらしく、近年は価値が見直されています。
セブンイレブンでつけてくれる割り箸は何年か前から「竹の割り箸」になりましたことはこのブログでも以前アップした気がしますが、竹林の手入れというのは面倒で荒れる一方です。
考える時が来ているのでしょうね。
そういえば、幼いころ「地震が来たら竹藪に逃げろ」とよく言われましたっけ。
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コメント
電球が発明された当時、タングステンの代わりに竹の繊維が使われたとか……
投稿: ましま | 2017年5月14日 (日曜日) 07:49
ましまさんへ
その通りです。それもエジソンが「日本の竹が一番」としたため、日本の竹の需要は高かったそうです。棒高跳びの棒も始めは日本製だったようです。
投稿: 玉井人ひろた | 2017年5月14日 (日曜日) 08:49
タケノコは外国でも食べるのでしょうか?
ゴボウを食する国は、少ないようですが・・・
投稿: もうぞう | 2017年5月15日 (月曜日) 16:40
もうぞうさんへ
「メンマ」という言葉通り、タケノコは中国や韓国・日本ぐらいしか食べないのではないでしょうか
投稿: 玉井人ひろた | 2017年5月15日 (月曜日) 17:35