鯉は、特定有害生物
知っている人は知っていると思いますが、鯉は川の流れが悪かったり淀んで濁ったところや、透明度0という沼や池でも問題なく生息する魚です。
ですから、鯉が生息する川は‘汚い川の証し’と言っても過言ではありません。
そのことはよく知っていましたが、その濁り汚れは鯉が主原因であることは知りませんでした。
鯉は食欲が旺盛で、川底の泥をはね上げなんでも食べ、その汚れによって水中植物を枯らしさらに水の汚濁を加速させるんだそうです。
そのために繁殖すると蛍なども絶滅させるため、有害な生物でもあるようです。
国際的には『世界の侵略的外来種ワースト100』に鯉が入っているそうです。
オーストラリアでは飼育されていたところから逃げた鯉が繁殖し、国内に生息する多くの在来種の魚が、鯉の繁殖によって絶滅の危機に追いやられ、年間約405億円(3億8000万米ドル)にものぼる被害を生んでいるらしく「最悪の淡水有害生物」と呼ばれて駆除計画が進んでいるようです。
それは日本でも各地で起こっているのですが・・・全国各地で「錦鯉の放流」などが盛んに行われているのが現実です。
ところが、ある自治体の小学生らによる「錦鯉放流」の報道に対し、あるユーザーから「自然破壊を進めている」という指摘投稿がニュースで取り上げられ、放流を行っていた各自治体は困惑しているという話題が放送されました。
鯉・錦鯉は日本の「在来種」であるために駆除の対象ではないため、これから国や地方自治体はどう対処するのでしょう?
放流と言う「人工的行為」それが自然破壊の元凶でしょう。
つまり、安易な考えでやることは、たとえお役所でもそれは危険生物を河川に違法に捨てる者たちと同じレベルと言うことの典型でしょう。
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コメント
新潟県は錦鯉の産地ですが、川に放流するという話は、聞きませんね。
投稿: もうぞう | 2017年5月19日 (金) 19:27
もうぞうさんへ
福島県でも聞いたことが無いです
投稿: 玉井人ひろた | 2017年5月20日 (土) 07:54
ああ、そうなんですか。
日本の庭園というと必ず池があり、鯉や錦鯉が
泳いでいますね。 見た目には癒しをあたえてくれる
存在ですが、実はそんな面もあるのですね。
うちのちっぽけな池にも鯉が7匹。
きれいに泳いでいるので、特にいまのところ
有害生物とはみなしておりませぬ (*^。^*)
投稿: あね | 2017年5月21日 (日) 22:16
あねさんへ
家で飼うにはいいでしょうが、自然界に人為的に大量に放流するのは、それは不自然ではないでしょうかね
投稿: 玉井人ひろた | 2017年5月22日 (月) 16:24