稲田防衛相が、また、またとんでもないこと
6日夜、BSフジの生放送・報道討論番組『プライムニュース』、昨夜のテーマは都議選の結果についてと、自民党の“魔の2回生議員”についてで、途中から視ていたのですが・・。
ゲストは、自民党側からは石破茂衆議院議員(自民)と、民進党から離脱して今回の都議選では都民ファーストの候補者応援に奔走した長島昭久衆議院議員(無所属)でした。
この二人には「元防衛庁長官」=石破氏、「元防衛副大臣」=長島氏、つまり防衛省の役職を担った経験があり、稲田氏の選挙演説での問題発言にはほとんど同じ(不快な)思いを持っていて、呆れた表情で語られていました。
特に石破氏には、ちょっと強面のMC、反町 理(そりまちおさむ)氏から「石破さんは、魔の2回生議員が誕生したときの自民党幹事長で、新人議員の教育担当した立場だったですよね」という指摘が出されました
それに対し、石破氏は素直に「わたしの教育指導が足りなかったこと、申し訳なく思います」と謝罪の言葉まで出て討論は穏やかな雰囲気で進んでいました。
討論中は続き、九州の大雨被害での自衛隊の大事さなどに話が移ったときに・・・
MCの反町 理氏が、何気なくその日の出来事を語ったのです。
本当に何気なくでした。
「きょう、うちの防衛省の番記者がちょっとこぼしていましてね。
災害現場視察だとか、副大臣も政務官、そして大臣までもどっかに行っちゃって、防衛省で40分ほど不在になってしまい、取材ができなかったらしんですよ。・・・」
すると、穏やかな雰囲気だった二人の表情が少し険しくなったのです。
まず、長島衆議が口火を切って
「防衛省に三役全員が不在になることなど未だかつてない事、絶対あってはならないことなんです。
何か緊急事態が起こったときに誰が決断するんですか?
都議選挙のときの発言の問題どころじゃないです。そっち(三役不在)のほうが、はるかに重大な問題です」
と、声を荒げました
石破氏の口調はもっと深刻なもので、じっくりと話し出しました
「40分もですか?(三役全員が防衛省を不在にした)それが本当なら、絶対にあり得ないこと。
北朝鮮がこれほどミサイルを何本も発射している現状ですよ。北朝鮮がミサイルを発射した場合、たった7分で着弾するんですよ。
たった7分ですよ。秘書が電話して、直ぐに戻れるんですか?
絶対にありえないことです。」
かなり怒っていたのかもしれません。7分とあり得ないを繰り返し強調していました。
長島氏は「任命した総理の責任」と語りましたが、石破氏は
「隊員はどんな命令も聞きますが、防衛大臣とは隊員だけじゃなくその隊員の家族からも『あの大臣の命令なら」という信頼を得なければならない立場です。
そのことを、武器装備の事も含め、猛勉強してもらいたい。
それが防衛大臣です」
と、与党と言う立場上でギリギリの苦言を語りました。
尚、稲田氏は同日夜、記者団の質問に書面で不在理由を回答し、「政務として、民間の方々との防衛政策に関する勉強会に出席した」と述べたようです。
もう、稲田防衛相は即刻退任しかないでしょう。自衛隊員が可哀そうです。
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コメント
防衛大臣の答弁は、なにか白々しいというか、他人事のように聞こえます。
投稿: もうぞう | 2017年7月 7日 (金曜日) 18:56
もうぞうさんへ
「余計なことは、話すな。やるな。」と言われているんでしょうね。
投稿: 玉井人ひろた | 2017年7月 8日 (土曜日) 06:11
ほんに、懲りずに軽々しくやってくれています。
出かけたけど、食事はしないで帰ってきたとか?
3役同時留守の防衛省ってどう政治と
向き合おうとしているのでしょう。
投稿: あね | 2017年7月 9日 (日曜日) 17:39
あねさんへ
自衛隊の最高指揮官は総理大臣です。だから、防衛相は自由にしていいとでも思っているのでしょうかね?
投稿: 玉井人ひろた | 2017年7月 9日 (日曜日) 18:04