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2017年8月20日

孤立死、孤独死、そして‘無縁死’‘独居死’

孤独死についての定義が無いために、宮城県では震災関連で「孤独死=0件」だとしていた、報道などの指摘を受け約90人の孤独死があったことを今年発表に至ったということはここのブログでもアップしました。

そのため、現在でも同じような意味の言葉が多く使われています。

  • 「無縁死」・・・2010年のNHKスペシャルのタイトルで使用
  • 「独居死」・・・2013年の読売新聞の記事で使用
  • 孤独死」・・・警察や消防の発表で使われる
     ※東京都監察医務院では、孤独死を「異常死の内、自宅で死亡した一人暮らしの人」と定義。
  • 孤立死」・・・厚生労働省の公開文書中で使用
     ※厚生労働省は、「孤立死」について、「社会から孤立した結果、死後長期間放置された事例」と定義。

きょうのNHKの報道特集番組では「孤立死」を使用していましたので、NHKでは厚労省の公文書のことば「孤立死」を使用することにしたのかもしれません。

さてそのきょうのNHKで扱ったのは「孤立死」についての新たな問題でした。

NHKが全国の自治体に調査した結果、誰にも知られず、引き取り手もないまま亡くなっていく人「孤立死」が増えているという実態が判明したというものでした。

さらにNHKが注視したのは50代以下の年齢層が急増している事実(全体の約20%を占める)で、これから「孤立死」が最も増える年代は現在20~25歳代の若者だろうと言うのです。

そのため、その孤立死した人の遺品や借りていた部屋を片付ける業者への依頼が急増し、その費用を賄うためにアパートのオーナーなどが加入する「孤立死保険」という保険への加入も増えているというのです。

孤立死(孤独死)=一人暮らしの高齢者、が定番となっているため民生員などが動きますが、50代以下の現役世代に対しての国の法律や制度は無いため、これから50代以下の孤立死はさらに増え問題になることは無いそうです。

高齢者や子供や女性には援助が有っても、それ以外は無いことは以前から判っていましたが、孤立死が増えている現状がこれほどとは知りませんでした。

問題はです。そういう、孤立死に向かいそうな若者が、どうせ一人で死ぬならと「テロリスト」になったり、無差別殺人へと行動や考えを移行させる不安です。

そっちの方が、もっと恐ろしい問題です。

50代以下や若者の孤立死は、核家族化が進んだ結果が要因の一つだとも言われますが、どこかで日本がおかしくなったことは間違いないですし、それが戦争に結びつかないことを願いたいです。

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コメント

こんばんわ。
改めて、「孤独死」は簡単に無くならない永久の課題ですね。

投稿: H.K | 2017年8月20日 21:00

H.Kさんへ

自分の身に起らないとは言い切れないです

投稿: 玉井人ひろた | 2017年8月21日 07:56

家族が壊れていく。
どうなっていくのでしょう?

投稿: もうぞう | 2017年8月21日 18:03

もうぞうさんへ

私にとっても切実で身近な問題です

投稿: 玉井人ひろた | 2017年8月21日 21:00

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