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2017年10月18日 (水曜日)

いもがら

見上げたもんだよ、芋の茎・・・?!

Img_3148

本日、竿に吊るし終えました。ちなみに、吊るしたのは私ですが、下処理は母でございます(

正式?には「芋幹・芋茎(ずいき)」、というそうですが、里芋の茎です。これを干して出来上がると「いもがら」または「干し芋茎(ほしずいき)」になるわけです。

以前にも記載したかと思いますが、わが家では「サトイモの作付をやってはいけない」という地域伝説を忠実に守っているため、自家製の里芋がありません。

それを知っている知人や親せきがわざわざ、イモと一緒に届けてくれるのです。今年はイモの茎も大量にいただいたので、イモガラ作りとなりました。

いもがら、私の好物の一つです。ちなみに、気温が低くないのでかびてしまう可能性があり、ちょっと心配です

ところで、
わが地域ではサトイモのことを「はだいも」と言うのが一般的です(最近は減りつつある)。

そう聞くと方言のようですが、実は少し違います。

昔、日本では「イモ」=「山芋」でした。

それに対し、村里にできるのを「里芋(さといも)として区別したのです。その内でも、田んぼ脇に作ったのを「田芋(たいも・たんぼいも)、畑に植えたのを「畑芋(はたいも・はたけいも)」と称した歴史があります。

我が地域ではその「畑芋」を使用し続けて、少し訛ったのが「はだいも」なのです。

さて、こういう芋茎干しの風景を称して最近よく使われるのに「原風景」というのが有りますが、あまり好きじゃないですね。

私にとっては“現在風景”ですからね。

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コメント

なるほど、原風景ではなく現在風景。
納得です。
守るべき原風景が音を立てて崩れている、と
いうより崩している現在、ちいさなところから
かたくなに守る姿勢は立派です。
ちなみに私は「いもがら」を食べたことが
ないのです。 
試してみる価値がありそうです。

投稿: あね | 2017年10月19日 (木曜日) 07:24

あねさんへ

硬めの麩、という感じです。

投稿: 玉井人ひろた | 2017年10月19日 (木曜日) 08:55

のどがムズムズッとしてきました。

投稿: ましま | 2017年10月19日 (木曜日) 13:36

喜界島では田芋が作られています。茎も美味しく食べていました。

投稿: 吉田かっちゃん | 2017年10月19日 (木曜日) 16:18

ましまさんへ

私は感じたことはありませんが(下手な干し方だと)少しいがらっぽい感じもするのかもしれませんね。


吉田かっちゃんへ

同じですね。こちらも、昔は田んぼの脇の空いたところで作られていました

投稿: 玉井人ひろた | 2017年10月19日 (木曜日) 17:06

いもがらとずいきは、同じものだったんですね。なんとなくそんな気はしていたんですが。

投稿: もうぞう | 2017年10月20日 (金曜日) 07:19

もうぞうさんへ

「いもくき」と訓読みすると、同じだと解りますよね

投稿: 玉井人ひろた | 2017年10月20日 (金曜日) 08:24

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