コピー用紙 『 坪量 (g/㎡)』 裏移り
いろいろな会の集会に資料を作るのがちょっとした親睦会でも一般的になった昨今、パソコンとプリンターは必需品になった感があります。
その資料をプリントするのに使用するのはコピー用紙です。このコピー用紙にはピンからキリまで存在し、迷うことしきりです。
年末になってその資料などをつくる役であるわたしは、その紙を節約しようと両面プリント、つまりコピー用紙の裏表にプリントすることを選択しました。
そしてプリントを始めたのですが、気がかりは両面印刷でもっとも厄介な「裏移り」です。
ためしに、今持っている安価なコピー用紙で1枚プリントしてみたら、裏のが多少は透けて見えますが裏移り程では無く気にならないので全部やってしまいました。
終ってしまってから、使用した紙が適切だったのか?きゅうに気になりだし使用した紙を調べました。
コピー用紙の材質詳細を示す単位は主に次の三つが順に記載されています。
- 坪量・・・・(g/㎡)
- 厚さ ・・・・(mm、μm)
- 白色度・・( %)
私が裏移りに関して一番気にしたのは「厚さ」でしたが、実は裏移りの有無を判断する基準値は「坪量」という数値だったことが判りました。
坪量とは、紙の密度を表す数値、つまり紙の繊維の粗さを指すようなもので、数字が小さいほど荒く、大きいほど目が積んだしっかりした紙と言うことになるようです。
ところが、プリンタメーカーの純正用紙や国内文具メーカーのには、その記載が在るのですが、安売りのものには全く無いので、私が所持しているものと近隣のホームセンターで販売している安売りの製品の詳細はネットで調べました。
A社>坪量:68g/m2、厚さ:0.090mm、白色度:98%
B社>坪量:68g/m2、厚さ:0.093mm、白色度:92.4%
C社>坪量:68g/m2、厚さ:0.090mm、白色度:93%
私が所持しているのがA社とB社ですが、厚さは違うのにどちらも坪量は同じということを発見しました。
ネット情報によれば‘裏移りしない坪量は「70g/m2(厚さ0.100mm)以上」’だそうで、わたしの所持して今回使用した1番は、裏移り限度ギリギリ(不足気味)という微妙なところだったようです。
ということで今回の使用は‘良し’と言うことにいたしました。
こういう微妙なところが、純正との違いなんでしょうね。ただ、白さに関しては安くても良いようです
ちなみに、私のプリンタメーカー「キヤノン」の純正コピー用紙(普通紙)の詳細は↓
- 坪量 ⇒70g/m2~106g/m2
- 厚さ ⇒0.100mm~0.122mm
- 白色度⇒80% ~95%
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コメント
聞いたことはありますが、さして気にもしていませんでした。
で、私が持っているコピー紙は、そのような表示はありません。
それにしても厚さが違うのに斤量が同じとはこれいかに?
投稿: もうぞう | 2017年12月 7日 (木曜日) 19:10
もうぞうさんへ
厚さなどの表示が在るのは、国内の製紙会社や文具メーカーの(少し値が張る)製品だけのようです。
記事上でも書きましたが、厚さが違って坪量が同じ場合は厚い紙の方が‘目が粗い’ということになるようです。
投稿: 玉井人ひろた | 2017年12月 8日 (金曜日) 16:08