蕎麦じゃないのに‘焼きそば’とはこれいかに?
解ったような、わからないような食の問答を作ってみました。
問・・・「蕎麦じゃないのに『焼きそば』とは これいかに?」
答・・・「腐っていないのに、『豆腐』と言うがごとし」
質問サイトでは、蕎麦粉を使わないのに「焼きそば」という理由は
- 焼きそばのソバは(小麦の)「中華そば」のことである。
という、明快で単純な答えが見受けられました。なるほどと、思わずうなずいてしまいました。
しかし、直ぐに「蕎麦じゃないのに『中華そば』とはこれいかに?」という疑問が出てしまいましたが、その答えはそれほど難しくないものでした。
まだ、日本に小麦が無かったころ、「麺=蕎麦」だったそうです。ですから小麦を材料とした麺も中華の「そば」と呼ぶようになったというのが、真相のようです。
ただ、国は材料が蕎麦粉じゃないものを「そば(蕎麦)」と言うのはまずいとして規制しようとしたらしいのです。
ですが結局は「昔から馴染んだ言い方」として変えられなかったそうです。
それでも、区別はするべきと言う考えは残り、業者では「蕎麦粉を使ったのは『○○蕎麦』」として、小麦粉を使ったのは『○○そば』」と、言うふうに原則として漢字とひらがなで区別しているんだそうです。
カップ焼きそばなどが‘ひらがな’になっている理由は、それだったんですね。
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コメント
日本語のややこしいくて難しいところかもしれませんね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2017年12月 5日 12:41
さらに拍車をかけているのが、
冷やし中華。
冷麺。
冷やしラーメンや冷やしそば。
などではないでしょうか?
投稿: もうぞう | 2017年12月 5日 16:17
吉田かっちゃんへ
言い換えれば、臨機応変な言葉とも言えましょう
もうぞうさんへ
それもありましたね。名前を聞くだけで食べたくなります
投稿: 玉井人ひろた | 2017年12月 5日 17:03
子供の頃に育った所では、ラーメンのことを「支那そば」と呼んでいて、煮干し出汁の済みきったスープが美味しくて、この言葉を聞いただけで味が蘇ります。 今は禁止ワードなのでしょうか、変換されなくて驚きました。 このコメントは大丈夫かしら?
投稿: 山桜 | 2017年12月 6日 10:17
山桜さんへ
「支那そば」はこちらでも言っていました。いまでも、その名の暖簾を店頭にかけているところがあります。
投稿: 玉井人ひろた | 2017年12月 6日 21:24