あの世もお金がかかるらしい
春分の日というより、やはりこの時期は「春の彼岸」といったほうがしっくりきます。
18日は初夏のような暑さでしたが、きょうは寒くなり今夜は雪の予報になっています。寒の戻りと言うやつですが、それが過ぎたら一気に暖かくなることでしょう。
ところで彼岸とは、三途の川の対岸を意味する言葉でもありますね。
人は死後14日目(二七日)にこの三途の川の河原、歳の河原ともいうところに辿り着き彼岸を目指し川を渡るといわれます。
渡るやり方は三通り↓
- 「自力で泳ぐ」、
- 「浅瀬を歩いていく」(※蘇りにはこの浅瀬を戻るらしい)
- ※ “橋を渡る”
だったのですが、鎌倉時代?に橋が取り外されてしまい、その代わりに船が使われるようになり、しかも‘船賃’(一文銭を6枚=冥銭)を取るようになったそうです。
誰が考え出したのか知りませんが、人類が増えすぎてあの世も何かと物入りが多くなったのでしょうかね?
ところで、三途の川の川幅はどのくらいあると思いますか?
なんと「40由旬(ゆじゅん)」あるんだそうで、無理やりにメートル法に換算すると40由旬≒500km~600kmにもなるようです。
誰が行って、計って、戻ってきたのでしょうか?船賃の決算報告はあるのでしょうか?
この‘船賃を取る傾向’は世界中が共通のようです。
古代ギリシャでは1オボルス(オボロス)コインを死者の口に含ませ、船賃とするようです。
ちなみに死者が渡る川の名は「アケローン川」というそうで、もしその船賃が無い場合は200年間もわたることを禁じられるそうです。
約束手形ではだめなのでしょうかね?
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コメント
こちらでは「春分の日」の名のとおりの暖かい雨です。
投稿: 吉田かっちゃん | 2018年3月20日 15:09
三途の川がそんなに広いとは?
ビックリだな~~~
今でも六文銭でOKなのでしょうかね~
あ”もっともそんな単位のお金、今はありませんよね。
投稿: もうぞう | 2018年3月20日 19:13
吉田かっちゃんへ
温かいでしょうね。こちらは明日は雪の予報です
もうぞうさんへ
模造品でしょうが、こちらでは未だに葬儀の際に実物を使っているところが在ります
投稿: 玉井人ひろた | 2018年3月20日 19:26