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2018年4月20日

守ろうとしているのは女性じゃない?

昨今の国会議員みたいでスキャンダルニュース(週刊誌ネタ)には、あまり触れたくなったのですが、今回のテレ朝の「セクハラ被害は当該女性記者でした」という発表記者会見の内容にはちょっと物申したくなりました。

とても気になったのは、ネット上でも議論されているように下記のところです。

  1. 当該女性社員は今月4日(約2週間前)に上司にセクハラの事実を「(テレビ)放送するべきではないか?」と相談した。
    ところが、上司は(テレビ)報道によって当該女性社員が特定されるなどの二次被害が生じる懸念から報道は難しいと(単独で)判断しその旨を当該女性社員に伝え放送に至らなかったこと。
  2. 今回の発表は、被害者である当該女性社員本人の強い申出と意向を確認した上での記者会見をしていること。

この記者会見でテレ朝側が「対応を反省している」といったように、「テレ朝側=事件もみ消したい思惑」に対し「女性記者=世論に訴え報道したいという覚悟」という、全く正反対の考え方にしか見えなかったですね。

つまり、それは報道現場の上司による「パワハラ(セクハラ)」であり、テレ朝が守ろうとしたのは上司やテレビ局だったとしか感じないのは私だけではないようです。

さらに、他社からの質問で判明したこと

  1. 今回‘取材して得たデータ’を他社である第三者に提供したことは報道人として倫理に反する行為だとして、当該女性社員への(テレ朝から)指摘・注意に対し、当該女性社員は現在反省をしている。

これは、完全にセクハラ被害者の意向を無視したパワハラ以外の何物でもないでしょう。

19日夜のテレ朝の「報道ステーション」のコメンテーター「後藤謙次氏」は今回のテレ朝発表の事について「テレ朝はギリギリセーフ」の発言で、よく話を聞いていなかった視聴者から批判を受けていますが、最後にこんなことを言っていました。

「テレ朝は他社に取材データを他社にやったことを批判しているが、今回の音声データは‘取材データではなく被害事実’で個人のことであり、テレ朝が問題だとして指摘・批判するのは間違っている」

と、痛烈にテレ朝を批判しました。

今回の問題、もっとこれからとんでもない波紋となっていく気がします。

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コメント

次官を擁護するわけではありませんけど。
言葉による暴力も
見方聞き方よっては、ジョークとも取れかねません。
いきさつは知りませんが、2人で会食となれば、誘いたくなるのは男の常?
って考えると、テレ朝が二の足を踏むわけです。

投稿: もうぞう | 2018年4月22日 07:17

もうぞうさんへ

今朝の報道でセクハラについて各省庁や団体で講習を行っている方が言っておられましたが、特に省庁では「50歳以上の方は講習に出てこない」だそうです。

そこが問題だとの指摘がありました。

投稿: 玉井人ひろた | 2018年4月22日 08:30

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