医療と大相撲と女性
京都府舞鶴市で4月4日(水)に行われた大相撲の春巡業で、土俵上でのあいさつ中に多々見良三舞鶴市長が倒れ、その際に救命処置のため観客席から駆けつけた複数の人々の中に居た女性(2名)に対し相撲協会(行司または呼出)がアナウスした内容が物議を呼んでいます。
アナウス内容↓です。
(土俵は女人禁制だから)「‘女性’の方は土俵から下りてください」
2人の内少なくとも1人の方は看護師だったらしく土俵上で心臓マッサージの救命活動を続けていたそうですが、アナウンスはその女性らに対し土俵を下りることを‘数回繰り返され’たようです。
そアナウンスに気づき慌てて土俵を下りようとする女性の姿も動画ではアップされていたようです。
このアナウンスに対し日本相撲協会の八角理事長が「不適切な対応だった」として謝罪がなされ、舞鶴市からは二人の女性に対して「ありがたいことだと思います」との感謝のことばが発表されました。
以前、土俵女人禁制で大阪府の太田房江知事が優勝力士に土俵上で知事賞を手渡すことができず副知事が代理を務め「女性差別」として大騒ぎになりましたが、あのときは「伝統文化を守る」という考えが優った形になりました。
ただし今回は命に係わる緊急事態でのこと、どうなんでしょう?
相撲協会としては「不適切」と認めたようなので、‘特例’となるのかもしれませんね。
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コメント
玉井人ひろたさま、こんばんは。
伝統とは?
難しい問題ではありますが、昔は女人禁制などという場面が多くあったように思います。
投稿: もうぞう | 2018年4月 6日 (金曜日) 19:28
もうぞうさんへ
我が村にある遠藤ヶ滝(修行場)に行く途中に「これより女人禁制」という石碑が今でもありますが、なんでもなく女性が通っています。
投稿: 玉井人ひろた | 2018年4月 6日 (金曜日) 19:45