日大には‘希少な○○学部’が存在
日本大学のアメリカンフットボール部の前代未聞の試合中の悪行問題は、内田前監督とコーチによる指示だったとする加害者の選手の発表でさらに大学側への批判が強まっています。
そのなか、日大のことで面白い報道が出されているのを見つけました。それは日大には『危機管理学部』という、全国でも非常に希少な学部が在り学生たちが学んでいるというのです。
危機管理とは、自然・人的災害、戦争、感染症、経済危機などが本来ですが、現在は企業や組織の‘リスクマネジメント’のイメージが強い気がします。
『日大 危機管理学部』発足したのは平成28年(2016)4月といいますから、発足間もないまだ卒業生は出ていない学部と言うことになりますが、その学部を担当する教授(10人)の顔ぶれが凄い。
教授の大半が東京大学卒、6人が警察OB、法務省OB(2名)、国交省OB、防衛省OBというものらしく、この学部は別名”天下り学部”と揶揄されているようなのです。
もっと面白いのは、日大自身のリスク管理担当には、週刊誌の元デスクが経営する会社と顧問契約し、広報部の顧問に共同通信の元論説委員長を雇っているというのです。
それら全員が内田前監督の部下ということですから、“鉄壁の保身スタッフ”がいるということ、そのことからあの自信たっぷりの記者会見となったのでしょう。
しかし、想定外(?)の加害者選手の捨て身の告発はアリの一穴となったわけです。
危機管理学部で学ぶ学生にとっては皮肉にも‘生きた教材・勉強’となっているのではないでしょうか()
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コメント
決裁書の改ざんなどという法にふれるようなことを平然とするエリート官僚が、『法』学部出身ですから、危機管理のできない危機管理学部があってもおかしくない変な時代です。
投稿: ましま | 2018年5月23日 (水) 18:36
ましまさんへ
現在の大学での教育を疑ってしまいます
投稿: 玉井人ひろた | 2018年5月23日 (水) 18:42
日大の危機管理学部って、危機を増大させる対応を勉強する学部なんでしょうね(笑)
あの加害者の学生の記者会見は、近年まれにみる誠実さを感じるものでした。
私も、引き込まれると同時にやるせない悲しみさえ覚えました。
政治家や官僚たちはどんな気持ちで受け止めたでしょう?
恥を知らない彼らには、他人事でしょうね (怒)
投稿: ススム | 2018年5月24日 (木) 13:34
さすが日本大学?
先進の学部とでもいいましょうかね~
大物ほど責任をとらない傾向があるように思います。
投稿: もうぞう | 2018年5月24日 (木) 18:58
ススムさんへ
テレビでは「ギャグだ」と危機管理学部の存在に苦笑が起る放送が多く視られた気がします。
もうぞうさんへ
これが危機管理の在り方の基本なのかもしれません。
投稿: 玉井人ひろた | 2018年5月24日 (木) 20:53