新聞紙のサイズ
今朝、朝刊を読み終えて、おられたその新聞を見てふつふつといつものわたしの‘疑問の虫’がうずきだしたのです。
- 新聞のサイズ(寸法)は、何センチなんだろう?。
- どうやって、この大きさになったのだろうか?
- 各社とも同じなのだろうか?
すると、まずそのサイズには二つあることを知りました。
- 820mm×545mm⇒JISの新聞規格:A1小判
- 813mm×546mm⇒新聞社規格:ブランケット判
↑のように新聞社各社が採用している新聞の寸法はJIS規格ではなく、2番の「ブランケット伴」というのを採用しているそうで、私たちが見ている新聞はすべてそのサイズのようです。
もっと面白いのは、2番のはブランケット伴と言っていますが和紙の美濃紙のサイズ「四六判」も加味されていて、その証拠に↓
- 813mm とは、約12インチ
- 546mm とは、約1尺8寸
なぜか日本の尺貫法とインチ・ヤードは酷似したほぼ同じ寸法になっているのは、とても気になる現象です。
この寸法になった背景には、明治時代に日本政府が初めて新聞の輪転式印刷機をフランス(マリノ社)から輸入した際に、その輪転機に合うサイズがそれだったからのようです。(民間では朝日新聞が最初に輸入使用)
導入されたのは明治21年(1888)だそうですから今年で130年、つまり130年間も同じサイズが採用し続けられていることになります。
そう考えると、なんだかすごい気がします。
ちなみに、販売されている紙の種類別の規格の基準は、「A判=ドイツの規格」、「B判=美濃和紙の規格」と言うふうになっているようですが、B判はちょっと特殊な規格になってきた感があります。
日本で最も高級な和紙=美濃和紙、その耐久力は世界最高とも言われ、公文書=美濃和紙となっていたのですが、近年はデジタル保存で耐久力も未だ未定で改ざんも容易です
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コメント
なるほどねぇ、新聞のサイズってそうやって
決められたのですか。ちなみに、タブロイド判
なんていうのもありますが、あれは電車の中でも
広げやすいように出てきたちょうど普通紙の半分。
でも、それも元々があってのサイズですね。
何の疑問も持たなかった私。
すべてに疑問を投げかける玉井人さんは
素晴らしい (*^_^*)
投稿: へこきあねさ | 2018年5月 3日 06:30
へこきあねさんへ
そうなんですよ。タブロイド判はブランケット判を半分にしたさいずなんですよね。
投稿: 玉井人ひろた | 2018年5月 3日 08:19
へ~これは興味深いですね。
A版は国際的主流になってきているようですが、B版は消え去る運命?
投稿: もうぞう | 2018年5月 3日 19:12
もうぞうさんへ
A判はすでに国際基準と認定されているようです。
B判は日本国内用には不可欠として消えないのではないでしょうか
投稿: 玉井人ひろた | 2018年5月 4日 07:55