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2018年5月 2日

新聞紙のサイズ

今朝、朝刊を読み終えて、おられたその新聞を見てふつふつといつものわたしの‘疑問の虫’がうずきだしたのです。

  • 新聞のサイズ(寸法)は、何センチなんだろう?。
  • どうやって、この大きさになったのだろうか?
  • 各社とも同じなのだろうか?

すると、まずそのサイズには二つあることを知りました。

  1. 820mm×545mm⇒JISの新聞規格:A1小判
  2. 813mm×546mm⇒新聞社規格:ブランケット判

↑のように新聞社各社が採用している新聞の寸法はJIS規格ではなく、2番の「ブランケット伴」というのを採用しているそうで、私たちが見ている新聞はすべてそのサイズのようです。

もっと面白いのは、2番のはブランケット伴と言っていますが和紙の美濃紙のサイズ「四六判」も加味されていて、その証拠に↓

  • 813mm とは、約12インチ
  • 546mm とは、約1尺8寸

なぜか日本の尺貫法とインチ・ヤードは酷似したほぼ同じ寸法になっているのは、とても気になる現象です。

この寸法になった背景には、明治時代に日本政府が初めて新聞の輪転式印刷機をフランス(マリノ社)から輸入した際に、その輪転機に合うサイズがそれだったからのようです。(民間では朝日新聞が最初に輸入使用)

導入されたのは明治21年(1888)だそうですから今年で130年、つまり130年間も同じサイズが採用し続けられていることになります。

そう考えると、なんだかすごい気がします。

ちなみに、販売されている紙の種類別の規格の基準は、「A判=ドイツの規格」、「B判=美濃和紙の規格」と言うふうになっているようですが、B判はちょっと特殊な規格になってきた感があります。

日本で最も高級な和紙=美濃和紙、その耐久力は世界最高とも言われ、公文書=美濃和紙となっていたのですが、近年はデジタル保存で耐久力も未だ未定で改ざんも容易です

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コメント

なるほどねぇ、新聞のサイズってそうやって
決められたのですか。ちなみに、タブロイド判
なんていうのもありますが、あれは電車の中でも
広げやすいように出てきたちょうど普通紙の半分。
でも、それも元々があってのサイズですね。
何の疑問も持たなかった私。
すべてに疑問を投げかける玉井人さんは
素晴らしい (*^_^*)

投稿: へこきあねさ | 2018年5月 3日 06:30

へこきあねさんへ

そうなんですよ。タブロイド判はブランケット判を半分にしたさいずなんですよね。

投稿: 玉井人ひろた | 2018年5月 3日 08:19

へ~これは興味深いですね。
A版は国際的主流になってきているようですが、B版は消え去る運命?

投稿: もうぞう | 2018年5月 3日 19:12

もうぞうさんへ

A判はすでに国際基準と認定されているようです。
B判は日本国内用には不可欠として消えないのではないでしょうか

投稿: 玉井人ひろた | 2018年5月 4日 07:55

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