ヒジャブのランナー
昨日もアジア競技大会2018を視ていました。100×4の男子リレーでの日本のチームの圧勝は、別次元の速さに嬉しさより感嘆で目を丸くしてしまいました。
昨日はそのレースの前に視たのが、日本は残念ながらエントリー選手は無かったのですが『陸上女子1500m』決勝レースに見入りました。
正確にはイエメン代表の1人の選手に目を取られました。とてもかわいい子であることも一つではありますが、一番はそのユニフォームです。
https://en.asiangames2018.id/athletes/athlete/ALMADHFARI-Entesar-Mohsen-Ali-Saleh-3011886/
暑い中の長距離種目、暑さ対策で選手はほぼビキニ型のユニフォームなのですが、その一人の選手だけが頭から肩まで覆う「ヒジャブ」、そして黒い長そでに黒い長いタイツで、顔と手以外はおおわれた形、つまりイスラム女性のあの姿です。
真夏に真冬の格好で走っているようでした。最初は前の方を走っていたのですが、結局最下位に終わりました(19人中の19位)。
1位の選手とは1分以上も差が付きましたが自己新記録だったようです。
最後にヒジャブをモコモコさせながら懸命にゴールする彼女に、会場全体からは大きな、大きな拍手が鳴りやみませんでした。
ただ、我々はここで大きな誤解をしていることが有ります。彼女のユニフォームは暑さ対策がされていること、さらにヒジャブをまとうことは女性自らの意志が強いことです。
4年前の2014大会では、イスラム圏の女子バスケットチームがヒジャブ着用を認められず、怒って帰国するということがあったようですが、今回の大会では認められたようです。
女性スポーツは進化を続けているようです。男性のレースに女性が入るのが当たり前になる時が来るのかもしれません
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コメント
ヒジャブをまとうことに異議を唱えるつもり
はまったくありません。
それは、文化であり伝統であり、女性の表現そのもの
だからです。
しか~~しなぁ、やっぱりそれはなんとなく違和感を
感じるのですよ。
と、いうのももとはといえば、男性が女性を我が物
だけにしておきたい、他の男の眼に触れてはならぬ、
結婚前の女性も多くの男の目に触れてはならぬ、てな
感じから発生したものなのではないでしょうか。
男性の優生思想からの発想だったのではないのかな、と
思うと、いつかはこの地の女性も脱ぎ捨てるような
気がするのです。
投稿: へこきあねさ | 2018年8月31日 20:51
ヒジャブって言うのですか?
知りませんでしたが、でも本人の意思で着用したのか?させられたのか?
その点が気になりますね。
投稿: もうぞう | 2018年9月 1日 07:15
へこきあねささんへ
他の男の眼に触れてはならぬ>というのは後付けの説で、宗教的なもののようです。聖書には髪の毛を出してはならないと書かれているようで、キリスト教ももとはベールをまとっていましたし、仏教も(不浄のものとして)髪の毛を剃るのは同じ意味があるようです。
もうぞうさんへ
宗教的に自発的のようですが、イスラム圏でも全くやらない国家も増え始まっています
投稿: 玉井人ひろた | 2018年9月 1日 07:53
妻を4人までめとってもいい、というのを差別と思ってしまう。
マホメットの時代は戦争が多く、未亡人や未婚女性の比が高かった。
だから経済的余裕があるものは重婚がむしろ義務だった。ただし愛はあくまでも平等でなくてはならず、重要な男性客があっても奉仕させない。
男性にとってもむしろ女性崇拝で、男性も苦痛を感ずる戒律です
投稿: ましま | 2018年9月 1日 08:38
一方ではヘソ出しルックも有り色々ですね。
投稿: 吉田かっちゃん | 2018年9月 1日 10:22
ましまさんへ
宗教と言うのは、時に誤解が多く有り難しいところです。
吉田かっちゃんへ
そうなんですよね
投稿: 玉井人ひろた | 2018年9月 1日 11:25