野次馬とマスコミの境
北海道で発生した大地震は『北海道胆振東部地震』と命名されたようですが、9月6日に発生してからきょうで約2週間過ぎました。
現在、地震で住民以外の立ち入りが禁止となっている札幌市清田区里塚地区では、無断で中に入る人が後を絶たないらしく、中には傾いた住宅前に子どもを立たせ、ピースサインをさせて写真を撮るなど、災害地を観光気分でやって来る親子連れなども見られているらしいのです。
まだ2週間しか経っておらず、仮設住宅も始まったばかりの人々にとってこれらの輩たちの行為は、これ以上ない侮辱と仕打ちは無いと思いますが、テレビで大規模な液状化現象が発生し、家が傾いたり、泥が地面を覆うなどが報道されますから、それを見たいという野次馬根性の人々が続出するのも、どの震災でもあったと記憶しています。
ただ、マスコミの行動も五十歩百歩と言う気もするわけでして、その境界線は何だろうかと改めて考えてしまいました。
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コメント
大きな事故や災害があると、見たいという野次馬根性がわたしにもありますし、少なからずだれにでもあるものとおもいます。
そういう皆さんの欲求に応えて視聴率を稼ごうというのがテレビ各社をはじめとしたマスコミの方々ですが、こちら側もテレビや新聞でその状況を知ることが出来るのはありがたいことです。
ただし、おっしゃるように近ごろは限度をわきまえないとしか思えないようなレポーターの取材が目に付くこともたしかです。
マスコミ関係者といえば頭も切れて知識人のはず、聴視者の野次馬レベルにあわせてわざとやっているのだとしたらいただけませんよね。
投稿: koji | 2018年9月22日 16:49
kojiさんへ
被災地で、食料を買い占めたり、農地を踏みにじったり、を見ると、とても知識人には見えない者が増えた気がします
投稿: 玉井人ひろた | 2018年9月22日 18:34
東日本大震災の後、テレビに映る映像を眺めていると。
私もこの現状をカメラに収めたい気持ちがありました。
しかし
もちろん実行はしていません。
中途半端なカメラマンが行ったところで、迷惑になるだけと思ったからです。
投稿: もうぞう | 2018年9月22日 19:09
もうぞうさんへ
私も同じで、自分の周りのを撮りました。ただ、個人宅は遠慮しました
投稿: 玉井人ひろた | 2018年9月22日 19:36